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確認ドリル(計画②)「アプローチ計画(2)」

2022年9月17日

試験が近づいてきましたので、出題テーマによって整理すべきポイントを確認する「確認ドリル」をお送りします。本日のテーマは、昨日に引き続き「アプローチ計画」です。ポイントの整理は昨日と同じですが、利用者と管理者のアプローチについてまとめます。

ポイントの整理

次のプラン例で、「アプローチ計画について考慮したこと」は?

記述の前に、重要なポイントを整理します。アプローチ計画では、車両、利用者、管理者のアプローチについて検討します。それぞれ重要なポイントを考えてみてください。(昨日の復習です)

車両アプローチ

  • 車両出入り口の位置による歩車分離(横断歩道との離隔、歩行者入口との距離)
  • 駐車場から建物への距離(送迎車、車いす利用者用、サービス用)
  • 車寄せでの雨天時利用
利用者アプローチ

  • 横断歩道からの距離
  • 周辺環境からの入口(歩道、公園、駐車場、商業施設など)
  • 主出入口までの経路(スロープ、水勾配による処理)
  • 駐車場からの距離(車いす利用者用)
管理者アプローチ

  • サービス車両入口
  • 通用口までの経路
  • 利用者動線との分離

重要なポイントを整理したら、その中でエスキスとうまく整合がとれており、記述しやすいものを選択して解答します。今回は利用者と管理者のアプローチについての記述方法をまとめます。

記述例

利用者アプローチ・・・「横断歩道」を選択

歩行者が施設に立ち寄りやすいように配慮した。

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利用者アプローチ・・・「病院」を選択

病院利用者の利便性に配慮した。

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利用者アプローチ・・・「駐車場から主出入口までの経路」を選択

車椅子利用者の利便性に配慮した。

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管理者アプローチ・・・「サービス車両入口」を選択

利用者と管理者の車両動線を分離した。

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管理者アプローチ・・・「通用口までの経路」を選択

食材の搬出入をしやすいように配慮した。

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解説

記述例

北側道路の横断歩道近くに歩行者用通路を設けることで、歩行者が施設に立ち寄りやすいように配慮した。

病院の敷地内から、直接、歩行者用通路を通って主出入口に到達できるように計画し病院利用者の利便性に配慮した

建物主出入口の近くに車椅子利用者用駐車場を計画し、主出入口までの経路の段差をなくすことで、車椅子利用者の利便性に配慮した

西側道路に面してサービス車両入口を設けることで、利用者と管理者の車両動線を分離した

サービス用駐車場の近くに通用口を設け食材の搬出入をしやすいように配慮した。


理由計画内容

本日のドリルはここまでです。

次回は、確認ドリル(計画③)「配置と動線計画」です。週明けの月曜日に記事を上げる予定です。

アプローチ計画についての復習問題は、応用ドリル(計画③)をご覧ください。