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確認ドリル(環境負荷低減①)「パッシブデザイン」

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試験が近づいてきましたので、出題テーマによって整理すべきポイントを確認する「確認ドリル」をお送りします。本日のテーマは、「パッシブデザイン」です。この内容は過去の出題頻度が高いので、確実に解答できるようにしましょう。

目次

ポイントの整理

高齢者介護施設で導入したパッシブデザインを述べよ。

記述の前に、重要なポイントを整理します。

「パッシブデザイン」とは、「パッシブ」が「受動的な」という意味であることから、自然が持っているエネルギー建築設計手法にて受動的に利用することを指します。機械装置を用いずに快適な環境をつくる方法のことです。

対義語として、機械装置を用いて快適環境を実現する手法を「アクティブデザイン」といいます。

利用エネルギー
  • 太陽光

パッシブデザイン例としては、これらのことを機械装置を使用せずに利用することです。利用方法とは、下記のことが考えられます。

利用エネルギー
  • 太陽光/庇、水平ルーバー、垂直ルーバー
  • 風/屋上緑化、外断熱、高気密サッシ、Low -E複層ガラス
  • 熱/トップライト、ハイサイドライト

記述例

高齢者介護施設で導入したパッシブデザインを述べよ。

それでは、各対策方法に応じた記述例を示します。

太陽光

開口部の南面には水平ルーバー、東西面には垂直ルーバーを設け日射を遮蔽し、夏季の冷房負荷を低減した。
南面開口部には庇を設け直射日光を遮り、夏季の冷房負荷を低減した。
南面に広い開口部から自然光を多く取り入れる計画とし、日中の照明電力を削減した。

 :計画   :理由

屋上を緑化することにより、建物への熱の流入を減らし空調負荷を低減できるように計画した。
建物を外断熱することで躯体へ外気の熱が入ることを防ぎ、空調負荷を低減する計画とした。

 :計画   :理由

居室の外壁面及び反対側に自然通風が可能な換気口を設け、中間期に空調負荷が低減できるように考慮した。
開閉式トップライトを設け重力換気し、中間期に空調負荷が低減できるように計画した。

 :計画   :理由

本日のドリルはここまでです。アクティブデザインもセットで勉強しましょう。

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この記事を書いた人

一級建築士製図試験の「計画の要点等」に特化して研究する[一級建築士記述研究所]の研究員です。隙間時間を使った製図勉強ができる記事を提供しています。

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