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【一級建築士製図試験】計画の要点等 過去問題分析(計画)

2020年6月21日

一級建築士製図試験における記述部分である「計画の要点」は、「計画」、「構造」、「設備」、「環境負荷低減」の分野から出題されています。

記述試験が本格的に出題されるようになった平成21年度からの過去の出題傾向を分析し、効率的な学習順序を考えるシリーズです。

今回の分析分野は、「計画」です。

出題傾向分析表

H27~R1 R1H30H29H28H27
内部動線
搬出入

履替

履替
外部動線
ゾーニング
個別の室
展示室の設え

CR

CR
計画全般
防火区画

バリアフリー

周辺環境
セキュリティ

EH&吹抜
セキュリティ
出題数54224

CR:コンセプトルーム、EH:エントランスホール

H21~H26H26/沖縄H25H24H23H22H21
内部動線〇/〇
避難
外部動線
アプローチ
広場
ゾーニング〇/〇
個別の室
貸事務室
計画全般〇勾配屋根
/
〇吹抜け

EH
/
勾配屋根

バリアフリー
セキュリティ

周辺環境
出題数3/333343

CR:コンセプトルーム、EH:エントランスホール

※ 平成26年度は台風の影響により、沖縄県の試験は別日に実施されています。

計画分野からの出題は2~5問で推移しており、ここ2年は、平成30年度が4問令和元年度が5問と多めの傾向です。

計画分野の出題内容は多岐にわたりますが、動線に関する質問が多いです。まずは、建物内外の動線計画に気をつけることを覚えましょう。製図(エスキス)も上達しますよ。

内部動線は、ほぼ毎年出題

内部動線に関する問題は、平成29年度以外毎年出題されています。

また、近年は「はきかえ」(平成28年度、平成30年度)や、「美術品の搬出入」(令和元年度)に配慮したことを記述する問題が出題されており、設計テーマに沿った細かな内容が問われています。

このような問題は、製図(エスキス)のヒントになりますので、課題文を読む際にチェックするようにしましょう。

外部動線は周辺施設との関係

近年は、平成30年度(「スポーツ施設」とカルチャーセンター等)、令和元年度(「美術館分館」と本館) のように、周辺施設との一体利用を考慮した動線計画が問われています。

また、「屋外創作広場との動線」(平成22年度)や「駐車場、車寄せの配置」(平成23年度、平成27年度)など、内外動線に関する問題も出題されます。

これらの記述は、製図(エスキス)で考慮したことを素直に記述すれば問題ありません。矛盾がないように気を付けて書きましょう。

その他

動線系の問題のほかは、個別の室の計画がよく出題されます。平成29年度、平成30年度の「コンセプトルーム」、令和元年度の「展示室」があり、内装や設備等の図面では表現されない部分を記述する内容です。

「コンセプトルーム」は2年で姿を消しましたが、令和元年度の「展示室」でも内装が問われており、今後も図面に現れない部分の記述は出題されると予想できます。

そのほかには、セキュリティ、バリアフリーなどの出題があります。とりあえずは過去に出題された項目を勉強し、課題発表後のヒントを参考に、新規問題の対策をしましょう。

平成30年度は二級建築士製図試験で、「防火区画」に関する記述が出題され、一級建築士製図試験でも出題されました。試験元の課題発表文以外にもヒントがあるので、敏感に情報を察知しましょう。

まとめ

以上、計画分野の分析でした。計画の記述は、暗記する知識が少ないので、文章作成のルールさえ身につければ簡単に解答できます。

また、製図(エスキス)のときに気を付けることを学べます。エスキスを勉強する前に、計画の記述(主に動線、ゾーニング)を勉強するのもアリですよ。おすすめの学習順序は、下記のとおりです。

学習順序

1.動線計画
2.防火、避難
3.ゾーニング
4.その他