MENU
記述研究所はnoteに引越ししました。ここをクリックするとnoteにジャンプできます。

用語集(設備⑦)「排煙設備」

当ページのリンクには広告が含まれています。

排煙設備については近年はあまり記述で出題されていませんので、最低限、用語の意味が分かるようにしておきましょう。

目次

防煙区画

防煙区画とは、 火災発生時に煙が建物内に広がるのを防ぐための区画のことをいいます。適切に防煙区画をすることで、避難時に煙を吸い込まないようにします。 防煙区画は各室を500㎡以内に区画する必要があります。

排煙口

排煙口とは、煙を屋外に排出するための開口部のことです。 防煙区画内のどの部分からも30m以内の箇所に排煙口を設ける必要があります。排煙口は防煙垂れ壁より上で天井から80cm以内の高さとします。(天井も可

排煙口 イメージ図

自然排煙方式

自然排煙方式とは、窓などの開口部から煙を外部に排煙する方式です。機械を使用しないので電源が不要ですが、屋外に面した開口部が必要です。他の部屋で火災が発生した際に、逃げ遅れた人が部屋に侵入する煙を窓から逃がすために使用します。

自然排煙方式では、有効開口面積S≧防煙区画面積の1/50以上とする必要があります。

自然排煙方式 イメージ図

機械排煙方式

機械排煙方式とは、 機械(排煙機)を用いた排煙方式です。 排煙口排煙ダクト排煙機で構成されます。屋上に設置した排煙機で煙を吸引する吸引方式がよく用いられます。 機械排煙方式は動力が必要なため、停電時でも動くように非常用発電設備を設ける必要があります

また、機械排煙方式と自然排煙方式を併用する場合、防煙たれ壁ではなく間仕切壁で床まで塞がなくてはなりません。(排煙垂れ壁では、機械排煙に引っ張られて自然排煙がうまくいかないため)

機械排煙方式 イメージ図

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

二級建築士取得後、一級建築士試験に挑戦。
学科合格後に某資格学校に通うも製図試験で2度不合格、その後、通信でなんとか製図試験に合格。
電気主任技術者二種、エネルギー管理士(電気)、建築設備士の資格を持つため、得意分野は設備です。

コメント

コメントする

目次