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用語集(構造⑥)「耐震計画、脆性破壊等」

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耐震計画

耐震計画とは、建築物の耐震性を向上させるための計画です。耐震性とは、地震時に建築物が揺れに耐えられる度合いのことです。

脆性破壊

脆性破壊とは、地震等で柱に応力が生じた時に、曲げ破壊ではなくせん断破壊が先行して、建物が急に崩壊してしまうことです。

脆性破壊は急に建物が崩壊する現象であり、利用者の避難時間確保が困難になるため、避けなければなりません。

短柱化

短柱化とは、柱に隣接してたれ壁や腰壁等の雑壁を設ける場合に、当該柱実長が他の柱と比較して短くなる現象です。短柱化が生じると脆性破壊が発生する恐れがあるため、柱と雑壁の間に構造スリットを設けることで、柱の短柱化を防ぐようにします。

構造スリット

構造スリットとは、鉄筋コンクリート造の建物で柱に隣接して雑壁を設ける場合に、柱と雑壁の間に設ける切れ目のことです。

耐力壁

耐力壁とは、地震や暴風等の水平力に抵抗する壁のことです。高層建築物では低層階に大きな応力が発生するため、耐力壁を設けて剛性を高めることがあります。

エキスパンションジョイント

エキスパンションジョイント(EXP.J)とは、複数の構造物を切り離すために設ける継ぎ目のことです。凹凸のある建築物にエキスパンションジョイントを設けてそれぞれ整形の建物とすることで、地震時に部材への局所応力発生を防ぎ、建物の安定性を高めることができます。

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この記事を書いた人

二級建築士取得後、一級建築士試験に挑戦。
学科合格後に某資格学校に通うも製図試験で2度不合格、その後、通信でなんとか製図試験に合格。
電気主任技術者二種、エネルギー管理士(電気)、建築設備士の資格を持つため、得意分野は設備です。

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