こんにちは、記述研究所の源です。今日はnoteで販売するテキストの中身を紹介します。
一級建築士製図試験で求められる「計画の要点等」に特化したテキストです。いわゆる「記述」というやつです。
設備って何がなんだかわかんないな
スマホを使ってスキマ時間に勉強する方法があるよ
機械の種類が多くてわかんないよ
一種類ずつ、理解しながら覚えてみよう
1記事は15分もあれば読めるから、スキマ時間で始めてみては
記述では、図面だけでは表せない部分を文章で表現します。A3用紙いっぱいに文字やイラストを書いて、自分の設計意図を説明します。
テキストの構成は、総論・建築計画・設備・環境負荷低減・構造に分けています。今日は、設備について説明します。
設備は図面では表されない部分を記述で問われます。しかし、設備の知識がないと図面表現でも間違ったものを書いてしまいます。基礎知識から少しずつ積み重ねていきましょう。
設備に関する記事は以下の4本に分かれています。
用語集
記述する際のキーワードとなる用語を説明しています。まずは、用語を覚えることから始めましょう。
記事内容の例です。
ルームエアコン
夏場の冷房で説明します。
ルームエアコンでは、室内の風を送り出す室内機と熱を外に放出する室外機で構成されています。
熱交換器を通して、室内の熱を室外に放出します。
熱は冷媒配管を通して運ばれます。
現在の冷媒はオゾン層破壊への影響が少ない代替フロンHFC(ハイドロフルオロカーボン)が多く使用されています。室内機では室内の空気を冷やして送り出し、外気を取り入れていません。
換気機能はないので、別途、換気設備を設けるか窓などを開けて換気する必要があります。
ヒートポンプ
ルームエアコンは空気を熱源としたヒートポンプが使用されています。空気中の熱を利用するため、少ないエネルギーで冷暖房効果が得られます。
①圧縮機では、冷媒の圧を高めて高温にしています。
②熱交換器では、外気に触れさせることで熱を逃がしています。
③膨張弁では、圧抜きをすることで冷やします。
④室内空気から熱を奪って冷やします。
基礎編
基礎編では、設備に関わる過去の出題傾向を調べています。過去問を把握することで、頻出問題がわかり、勉強すべきポイントが掴めます。また、本試験において、新傾向問題が出題されたとしても、慌てることなく対処できるようになります。
用語集で覚えたキーワードの使い方について学びます。
空調方式を問われた際の選択フローを示します。
製図試験の大原則ですが、設計条件で空調方式が指定された場合には必ず設計条件に従います。
守らない場合には、大幅の減点または失格となります。
個別空調の必要性により、単一ダクト方式(定風量型)かその他の方式に分かれます。しかし、省エネルギーの観点から、単一ダクトの場合はほとんどが変風量型が採用されます。
大空間がある場合は、居住域までしっかり給気できる方法を考えます。部屋の形状により空調方式を選択します。
大空間が存在しない場合は、空冷ヒートポンプパッケージ方式天井カセット型またはファンコイルユニット方式を採用します。これらの方法は換気機能がないため、別途、換気設備を併用します。
基礎問題集
基礎問題集では、用語集のキーワード、基礎編でも使い方を用いて、簡単な例文にて理解を深めていきます。例文では、計画内容と理由を下線表示して、文章構成を理解しやすくしています。
問:建築物に採用した空調方式の快適性を述べよ。
空調方式の快適性を問われた場合には、利用者が不快に思うようなことである暑い、寒い、風量などを対策していることを述べます。
とりわけ、ペリメーターゾーンでは開口部からの外部影響が大きくなりますので、対策が必要となります。
窓際に向けてライン型吹き出し口を天井に設置することや、床置き型のファンコイルユニットを窓際に設置することでも同様の対策ができます。
応用問題集
応用問題集は、本試験レベルのボリュームとなる例文を覚えていきます。
問:2階の各居室で選定した空調方式と採用理由を述べよ。
解答例
空調方式:ダクト併用型ファンコイルユニット(FCU+外調機)
採用理由:居室の利用用途によって在室人数が異なるため、個別制御に優れる方式を選択した。運転、停止、風量をユニットごとに操作できるため、需要に応じた運転が可能で、無駄な空調エネルギーを削減できる方式として採用した。換気は外気処理空調機を採用し、空調負荷の上昇を抑えた。
こんな感じで設備の知識を伝えています。
空調設備はよくわかんないけど、空冷HPP方式にしとけばいいんじゃね?
確かに空冷HPP方式は省スペース、省エネなので万能ですが、試験では設備方式を指定される場合があるので決め打ちはマズイですね
一通りの方式は理解しておきましょう
ギャンブルはダメっしょ
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