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【一級建築士製図試験】「計画の要点等」7つのチェックポイント

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「計画の要点等」に解答するときには、この7つのチェックポイントに気を付けると採点者に与える印象が良くなります

今回提案することはすぐにできることばかりですので、試してみてください。

文字は丁寧に書く

採点者は人間なので、文字の印象に左右されます。全く同じ内容のことが書いてあっても、文字の印象により採点が異なったり、読み取れないことで内容が伝わらないこともあり得ます。

このため、字のうまい下手はさておき、丁寧に書くことが求められます。また、読みやすい文字のために気を付けたいことは、漢字と平仮名の字の大きさです。

漢字を大きめに、平仮名を一回り小さく書くと全体のバランスが良くなり、読みやすい文となります。

文体を統一する

解答用紙全体を通して、語尾の文体がバラバラだと、全体の統一感がなく説得力に欠けるものとなってしまいます。

試験では、「です、ます体」または「だ、である体」のどちらかを使います。

多くの受験生は「である体」を使用していますが、これは、自分の意見を主張する場合である「試験」や「論文」においては、「である体」のほうが相性がいいからです。

設問に対する解答として正しいか

単純な勘違いも含め、問われている内容に答えていない場合がありますので、今一度、何を聞かれているのかを確認しながら答えを見直します。

例えば、「日射遮蔽」について問われているにも関わらず、「空調負荷抑制」と勘違いして、通風の記述をするような場合です。

似たようなテーマの場合、あせって勘違いしてしまうこともありますので、落ち着いて確認しましょう。

主語と述語の関係を確認する

主語と述語が呼応していない場合が見受けられます。正しい関係であれば、主語と述語だけを抜き出して一つの文章が成立します

途中の修飾語が多くなるあまり、主語と述語の関係がずれてしまうことがありますので、確認が必要です。

さらに、相手に伝わりやすい文を作成するためには、先に投稿した記事「4W1Hを意識して解答する」を参照してください。

「…と思います、思われる」は使わない

計画の要点では、設計者である「あなた」が考えたことを記述しなければならないので、「…と思います。」のような感想を表すことは適切ではありません

あくまで、設計者が考えたことなので、「…と想定した…」のように表現しなければなりません。

また、「…と思われる…」という表現では、自信がないと判断されてしまうため「…である…」と、断定しなくてはなりません。

一文は短くする

一文の文字数は60文字までとします。これは、人が流れを追いながらサラッと読める文字数には限度があり、60文字程度とされているからです。

これより長い場合、読み返さないと全体を理解できない文になってしまう可能性があります。

採点者は、一度に多くの解答を採点するため、一読して理解できない解答は低評価となる恐れがあります。

また、一つの文に書くのは、一つの項目のみとして欲張らないようにします。

図面との整合を確認する

「計画の要点等」を記入完了した時点で、エスキスとの整合を確認します。この時点で、記述と図面が食い違っているものがないか確認します。

例えば、計画についての設問で方角や位置について答えている場合、勘違いで間違えていることは結構あります。

また、想定していたキーワードを使うことに集中してしまって、設計条件に当てはまっていない場合なども考えられます。

「計画の要点等」は、あくまで図面で表しきれない部分を補足するものなので、図面と整合していなければなりません。

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この記事を書いた人

一級建築士製図試験の「計画の要点等」に特化して研究する[一級建築士記述研究所]の研究員です。隙間時間を使った製図勉強ができる記事を提供しています。

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