MENU
記述研究所はnoteに引越ししました。ここをクリックするとnoteにジャンプできます。

一級建築士試験用の法令集線引きにかかる時間を測定しました

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは

2025年版(令和7年度版)の建築関係法令集が各出版社から発売されました。

今回はTACの法令集線引きにかかた時間をお伝えします。

目次

線引き所要時間

令和6年11月15日から12月5日まで、隙間時間を見つけてコツコツと線引きました。都度、ストップウォッチで掛かった時間を計測しました。

結果として、掛かった時間は線引きに1,724分インデックス貼り付けに73分合計で1,797分でした。

法令集線引き時間は、1,797分/60分 ≒ 30時間

もち

めっちゃかかるやん

線引き実践結果表

処理頁数C=終了頁Bー開始頁A
処理速度E(頁/10分)=(処理C/時間D)×10

スクロールできます
番号開始A終了B処理C時間D処理速度E法令
11頁13頁12頁38分3.16建築基準法
214頁23頁9頁60分1.50
324頁37頁13頁60分2.17
438頁43頁5頁47分1.06
544頁51頁6頁49分1.43
652頁57頁5頁36分1.39
758頁75頁17頁59分2.88
876頁95頁19頁26分7.31
996頁103頁7頁29分2.41
10104頁123頁19頁63分3.02
11124頁149頁25頁60分4.17建築基準法施行令
12150頁157頁7頁39分1.79
13158頁165頁7頁30分2.33
14166頁169頁3頁13分2.31
15170頁172頁2頁13分1.54
16173頁179頁6頁35分1.71
17180頁183頁3頁49分0.61
18184頁187頁3頁44分0.68
19188頁189頁1頁26分0.38
20190頁195頁5頁31分1.61
21196頁207頁11頁22分5.00
22208頁215頁7頁34分2.06
23216頁231頁15頁51分2.94
24232頁249頁17頁38分4.47
25250頁265頁15頁51分2.94
26266頁374頁108頁22分49.0建築基準法施行規則
27375頁425頁50頁55分9.09告示
28426頁443頁17頁55分3.09
29444頁465頁21頁38分5.53建築士法
30466頁471頁5頁28分1.79
31472頁563頁91頁136分6.69建設業法、消防法
32564頁635頁71頁98分7.24バリアフリー法
33636頁647頁11頁29分3.79耐震改修法
34648頁676頁28頁28分10.0住宅品確法
35677頁723頁46頁50分9.20都市計画法
36724頁743頁19頁32分5.94
37744頁917頁173頁150分11.5景観法、省エネ法
1724
もち

基準法、施行令キツいっす

ミド

そこ突破すれば、ゴールが見えますね

条件

今回の条件は以下のとおりです。線引きにかかる時間を予想するときの参考にしてください。

ミド

根気のいる作業です

  • 使用した法令集はTAC出版「建築基準関係法令集2025年度版」です
  • 毎日ではなく、空いた日もあります
  • 法令集の線引き経験は3回目くらいです
  • 「丁寧に」をもっとうに、時間を気にせず引きました
  • 一部、「ながら作業」をしています

あくまで隙間時間を使ったもので、集中作業ではないため、長めに時間がかかっています。

ガッツリ集中してやれば、7割(20時間)くらいまでは縮めることができると思います。

線引きを早く終わらせるには

もち

もっと早くやる方法、あるんじゃね?

すぐ始める

早く始めれば、早く終わります。すぐに法令集を買って、線引きを始めましょう。

法令集を選ぶ

線引きは、出版社が推奨する見本があります。会社によってボリュームが異なるので、所要時間が変わります。

TACの線引きボリュームが一番多いので、他の出版社を選べば、早く終わらせることができます。

線の引き方を考える

見た目を気にしないなら、定規を使わず、フリーハンドで線を引けば早く終わります。几帳面な人でも、黄色のマーカーだけは、フリーハンドでも粗が目立たないので、おすすめです。

また、ペンの持ち替えを少なくすると、タイムロスが少なくなります。とりわけ、TACは使用するペンの数が多いので、見開きの2ページを一気に同じペンで引いていくと良いでしょう。

線引き見本の使い方

出版社によって見本は異なります。冊子のタイプであったり、ネット上の見本のタイプなどがあります。

TACの場合は、サイトに線引き見本のPDFがあります。

今回の線引きにあたっては、以下の方法を試してみました。

  • PDFデータを印刷し、紙出力したものを見ながら線を引く
  • データをiPadで見ながら線を引く
  • パソコンの画面を見ながら線を引く

持ち運びの点で考えると、iPadが最も優れています。ただし、画面が少し小さいので、見にくいこともありました。

紙で出力したものは、持ち歩くには不便ですし、ページ数が多いので開くのも難しいことがあります。

全ての点において優れていたのは、パソコンでの作業です。ビューワーで見開きにすると、本と同じレイアウトになるため、線画引きやすいです。ただし、PDFデータの2ページ目を削除しないと、本と同じ見開き表示にならないので、ひと手間が必要です。

印刷は紙がもったいない

線引きは必要なの

では、この線引き作業は必要でしょうか?

答えは、絶対に自分で引くべきです。

メリットとして、以下の点があります。

  • 法規の重要ポイントがわかる
  • 法規の全体像が掴める
  • 学科試験に向けての意気込みが湧く

ここで費やした時間は、必ず点数で戻ってきます。法令集の線引きはいわば、学科試験の通過儀礼ですので、まずは早めに終わらせましょう。

もち

メルカリで線引き済みを買えば良くね?

ミド

他人が触ったのはイヤですね

今回、30時間かかっています。3万円で売ったとしても時給換算すると千円以下。いいクオリティの仕事が期待できる価格ではありませんね。

線引きした感想

ズバリ、疲れました。目が疲れます。

手元にあった法令集が2012年度版だったため、買い直すタイミングで、線引きをしてみました。

やり始めた序盤に後悔しましたが、終わってみると達成感はあります。

TACの法令集は紙が厚いため、線が裏側に透けないのが気に入っています。

かつて、私は学科試験で出たばかりの頃のTACの法令集を使っていました。会場では、日建、井上、総合で占められ、同じ法令集を使っている人はいませんでした。あまりに珍しいので、試験官に取り上げられ、本部での持ち込み可否の確認をされたのも、今ではいい思い出です。

最後に

今回、使用したマーカー、ペンはTACが推奨するものを使用しました。始めは、違うものを使っていましたが、見にくいことがありましたので、推奨文具を使う方がいいです。

オレンジのマーカーが一番多用します。私の場合は、途中で擦れてきたので、2本使いました。

もち

オレンジマーカーは2本な

結局、時間がかかっても見やすくしたい人はTAC、時間を優先したい人は総合資格かなと思います。

それでは、学科突破に向けて頑張ってください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

一級建築士製図試験の「計画の要点等」に特化して研究する[一級建築士記述研究所]の研究員です。隙間時間を使った製図勉強ができる記事を提供しています。

コメント

コメントする

目次