(計画)避難計画 次のプラン例で、「バリアフリーに配慮した避難経路について考慮したこと」は? 記述例 ゆとりある幅員で段差のない廊下とし、非常時に利用者が安全に避難できるようにした。 階段やバルコニーに一時退避スペースを設け、車椅子使用者が安全に救助を待つことができるように計画した。 避難用滑り台を東西に設置し、階段での避難が困難な利用者が素早く避難できるようにした。 (計画)車寄せの計画 次のプラン例で、「車寄せの計画について考慮したこと」は? 記述例 また、雨天時に乗り降りする際の利便性に配慮して、屋根を設けた。 車寄せと歩行者通路を明確に区分し、歩行者が安全に出入りできるように計画した。車道については、北側道路の東側から入り、西側へ抜ける一方通行で計画し、分かりやすく安全に利用できるようにした。 (計画)セキュリティ 次のプラン例で、「セキュリティについて考慮したこと」は? 記述例 受付カウンターから出入口やEVが見えるように計画し、利用者の入退館および安全管理がしやすいようにした。 館内及び敷地内の死角となる場所には、監視カメラを設置し、不審者の侵入や利用者の異変を発見できるように計画した。 (構造)目標耐震性能 「建築物に設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)」は? 記述例 公共性が高い福祉施設であることから、建築物の耐用年数中に震度6強〜7程度の大地震が発生した場合に、構造体の大きな補修をすることなく、建築物を継続使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能保全が図られることが可能な計画とした。 (構造)小梁、スラブの架け方 次の図について、「浴室部分の断面計画について考慮したこと」は?(イメージ図で説明する) 記述例 浴室及び浴槽部分のスラブを下図のように計画し、浴室と脱衣室との段差を処理するほか、浴槽高さを低く抑え、利便性に配慮した。 スラブの段差部分に小梁を設置し、荷重を安全に支持できるようにした。 (構造)基礎計画 次の図で、「採用した基礎構造の形式、支持層の考え方、基礎底面のレベル」について考慮したことは? 記述例 GL-1.5m以深と比較的浅い位置に、N値=40の砂礫層があるため、直接基礎で計画可能と判断し、不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。 基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。また、施工時の経済性に配慮して、地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。 (設備)空調機械室とダクトスペース 次の図で、「空調機械室とダクトスペースの位置について考慮したこと」は? 記述例 空調機械室を管理部門内の外壁に面した配置とし、日常点検、修繕等の維持管理や機器の更新作業が行いやすいように計画した。 ダクトスペースは空調機械室に近接し、屈曲のない計画とすることで、ダクトルートを短くし、搬送エネルギーの損失を低減できるようにした。 (設備)給水方式 次の図で、「給水設備(受水増、ポンプ)の設置場所と維持管理について工夫したこと」は? 採用した方式:ポンプ直送方式 記述例 設備機械室を管理部門内に計画し、日常点検やメンテナンスの利便性に配慮した。 受水槽、ポンプの周囲に余裕のある配置とし、点検や修繕作業が行いやすいようにした。 (設備)給湯設備 次の図で、「給湯設備(熱源、貯湯槽、ろ過機等)の設置場所について考慮したこと」は? 記述例 機器を1階管理部門内の設備機械室に設置し、 メンテナンスや機器の更新作業が行いやすいように計画した。 機器の設置場所を浴室の直下とすることにより、 配管ルートを短縮し、熱損失が少なくなるように配慮した。 (環境)吹抜けの自然換気 次のプラン例で、「自然換気について考慮したこと」は? 記述例 吹抜け部分の開口部に換気窓を、上部の天井面に開閉式トップライトを設けた。 中間期には換気窓やトップライトを開放し、重力換気及び自然通風を行えるようにすることで、空調負荷低減の低減を図った。 (環境)熱負荷抑制 次のプラン例で、「建築物の熱負荷抑制について考慮したこと」は? 記述例 窓にLow-E複層ガラスを採用するほか、屋上を緑化し、建物内への日射熱流入を減らすことによる空調負荷低減を図った。 (環境)アクティブデザイン‐空調 「空調エネルギーを削減するために、採用した設備的手法」は? 空調方式:空冷ヒートポンプパッケージ方式 記述例 @高効率な空調機器を採用した。 Aナイトパージシステムを採用し、夜間に冷たい空気を室内に取り入れることで、夏期の冷房負荷を低減できるようにした。 B高機能換気システムを採用し、室内外の環境に応じて最適な換気制御をすることで、空調負荷低減を図った。 C地中熱ヒートポンプを採用し、地中熱を利用して効率よく熱交換できるようにした。