(計画)ゾーニング 次のプラン例で、「ゾーニングについて考慮したこと」は? 記述例 1、2階にデイサービス部門、3階に居住部門を配置し、階別にまとめることにより、利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。ショートステイ個室は南東にまとめて、他のデイサービス部門の室と分けることで、滞在者が落ち着いて過ごせるように配慮した。 また、管理部門を北側にまとめて配置し、利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。 (計画)個室のバリアフリー 高齢者介護施設の計画において、「居住部門個室のバリアフリーについて考慮したこと」は? 記述例 車椅子使用者の利用に配慮し、出入口を幅が広く段差のない引き戸とした。また、室内には転回スペースを確保するほか、洗面台を車椅子仕様とした。 トイレには手すりを設け、利用者の利便性、安全性に配慮した。 (計画)個室の配置計画 次のプラン例で、「老人ホーム部門個室の配置について考慮したこと」は? 記述例 個室をすべて南側に配置し、日照を確保するとともに、公園の景観を取り入れた快適な空間となるように計画した。 廊下をまっすぐ通し、EVホールから見通しが良い計画とすることで、居住者の利便性に配慮した。 (構造)基礎計画 次の図で、「地盤条件や経済性を踏まえた支持層の考え方、基礎構造、基礎底面レベルについて考慮したこと」? 記述例 地盤条件が良好と判断できるため、直接基礎で計画することとし、不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。 GL-1.5m以深、N値=40の砂礫層を支持地盤と考え、基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。施工時の経済性に配慮して、地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。 (構造)吹抜けの構造計画 次の図で、「吹抜け部分の構造計画」について考慮したことは? 記述例 2階吹抜けについては、できるだけスパンに合わせた形状で計画し、架構が複雑にならないように計画した。3階吹抜けまわりの片持ち梁を用いる部分は、張り出し寸法を2.5mで計画し、過度な荷重がかからないように配慮した。 吹抜け周囲には梁を設けることで、スラブを安全に支持できるようにした。 (構造)スパン割り、部材寸法 次の図について、「建築物のスパン割りについて考慮したこと及び主要部材寸法(柱、大梁、小梁、スラブ)」は? スパン割り 記述例 6m〜8mのスパンで架構を計画し、柱1本あたりの負担面積が過大にならないようにした。 柱:700mm×700mm 大梁:500mm×800mm 小梁:300mm×600mm スラブ厚:t=200mm (設備)給湯設備 「浴室の給湯設備について、採用した熱源方式と考慮したこと」は? 採用した方式:電動ヒートポンプ 記述例(採用理由) ランニングコストが低く、メンテナンスも容易であり、経済性に優れること。 また、燃焼を伴わないため、CO2排出量が抑えられ、環境負荷を低減できることから採用した。 (設備)電気設備 次の図で、「受変電設備の設置場所と維持管理について考慮したこと」は? 設置場所:電気室 記述例 電気室を管理部門内に計画し、点検等の維持管理がしやすいように配慮した。また、電気室は道路側の外壁に面した位置とし、外扉を設けることで、機器の修繕・更新作業が行いやすい計画とした。 屋内設置とすることにより、機器の劣化を遅らせるほか、漏電リスク低減を図った。 (設備)空調機器 次のプラン例で、「空調室外機の設置場所と、更新・維持管理について考慮したこと」は? 設置場所:2階屋上の室外機置場 記述例 管理部門階段から近い屋上にまとめて設置し、日常のメンテナンスが行いやすいように計画した。 また、スペースに余裕をもって設置し、機器の修繕、更新作業に配慮した。 (環境)アクティブデザイン 「照明エネルギーを削減するための設備的手法」は?(LEDランプの採用以外で3つ) 記述例 @照明器具に明るさ検知制御を採用し、日中の照明使用時間を減らし、省電力を図った。 A使用頻度が少ない室やスペースの照明を人感センサー制御とすることで、消し忘れによる照明電力消費をなくせるようにした。 B照明器具にタイムスケジュール制御を採用し、余計な照明電力を使わないようにした。 (環境)アクティブデザイン‐給湯 「給湯エネルギーを削減するために、”地中熱”又は”太陽熱”を活用する方法」は? 給湯方式:ヒートポンプ給湯器による中央給湯 記述例 地中熱:地中熱ヒートポンプを採用し、地中熱を利用して効率よく熱交換できるようにした。 太陽熱:屋上に太陽熱集熱器を設置し、太陽熱を給湯や床暖房の補助熱源として利用した。 (環境)吹抜け部分の自然採光 次のプラン例で、「エントランスホール及び吹抜け周囲の自然採光について考慮したこと」は? 記述例 吹抜け上部の天井面にトップライトを設け、エントランスホール及び吹抜け周囲の共用部に、自然採光を確保できるように計画した。 3階〜5階の吹抜けについては、吹抜け部分の外壁面を開口部とすることにより、吹抜けにより多くの自然光を取り入れられるように配慮した。