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【一級建築士製図試験】計画の要点等 雨水利用設備

2020年5月9日

一級建築士試験における「計画の要点等」においては、近年、環境負荷低減に関する問題が頻繁に出題されます。

今回は、アクティブデザインの雨水利用設備についてまとめます。

キーワード

アクティブデザイン 雨水利用設備 環境負荷低減 災害対策

問題

給排水設備において、環境負荷低減のための手法及びその削減効果について記述する。

設備計画において、災害対策として考慮したことを記述する。

解説

概要

雨水利用設備とは、雨水を集水し地下ピットなどに貯留、沈殿、消毒処理後、水道水として利用する設備です。

雨水の利用により水道使用量の削減が可能であるため、環境負荷低減対策として有効です。また、自然災害等による断水時であっても水を確保できるので、災害対策としての機能もあります。

集水設備

集水設備は比較的水質が良好な屋根や屋上の雨水を利用します。

貯留設備

貯留設備は地上に雨水貯留タンクを設ける方法と地下に雨水貯留槽を設ける方法があります。大規模な建築物では地下ピットを利用して雨水貯留槽を設ける方法が一般的です。

処理設備

処理設備は、不純物を沈降処理する沈殿槽と塩素による消毒装置から構成されます。上水として利用する場合はろ過装置を設けます。

過去の出題例

建築物の環境負荷低減(熱負荷の抑制、省エネルギー等)について、配慮したことを具体的に記述する。(H21)

解答例

環境負荷低減

雨樋を通して集めた雨水は、地下ピットに設けた沈殿槽・貯留槽に貯め、トイレの洗浄水や庭の散水として有効利用することで上水の使用量を削減した。

災害対策

災害時の断水に備えて、地下ピットに貯留した雨水を飲料水として利用するため、ろ過設備と塩素消毒設備を設けた。

まとめ

雨水利用設備については、設備構成と利用目的をしっかり理解しておきましょう。

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