特訓ドリル(総合応用②)

総合テストをまとめました。各分野3問の計12問です。本試験よりも少し多めですが、読むだけですので、一気に復習しましょう。総合テストとは異なり、ヒント無しでいきます。本試験のボリュームを書くつもりで解答を思い浮かべてから、読んでください。
(計画)ゾーニング
次のプラン例で、「ゾーニングについて考慮したこと」は?


1、2階にデイサービス部門、3階に居住部門を配置し、階別にまとめることにより、利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。ショートステイ個室は南東にまとめて、他のデイサービス部門の室と分けることで、滞在者が落ち着いて過ごせるように配慮した。
また、管理部門を北側にまとめて配置し、利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。
※理由、計画内容
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(計画)個室のバリアフリー
高齢者介護施設の計画において、「居住部門個室のバリアフリーについて考慮したこと」は?
車椅子使用者の利用に配慮し、出入口を幅が広く段差のない引き戸とした。また、室内には転回スペースを確保するほか、洗面台を車椅子仕様とした。
トイレには手すりを設け、利用者の利便性、安全性に配慮した。
※理由、計画内容
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(計画)個室の配置計画
次のプラン例で、「老人ホーム部門個室の配置について考慮したこと」は?


個室をすべて南側に配置し、日照を確保するとともに、公園の景観を取り入れた快適な空間となるように計画した。
廊下をまっすぐ通し、EVホールから見通しが良い計画とすることで、居住者の利便性に配慮した。
※理由、計画内容
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(構造)基礎計画
次の図で、「地盤条件や経済性を踏まえた支持層の考え方、基礎構造、基礎底面レベルについて考慮したこと」?


地盤条件が良好と判断できるため、直接基礎で計画することとし、不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。
GL-1.5m以深、N値=40の砂礫層を支持地盤と考え、基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。施工時の経済性に配慮して、地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。
※理由、計画内容
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(構造)吹抜けの構造計画
次の図で、「吹抜け部分の構造計画」について考慮したことは?


2階吹抜けについては、できるだけスパンに合わせた形状で計画し、架構が複雑にならないように計画した。3階吹抜けまわりの片持ち梁を用いる部分は、張り出し寸法を2.5mで計画し、過度な荷重がかからないように配慮した。
吹抜け周囲には梁を設けることで、スラブを安全に支持できるようにした。
※理由、計画内容
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(構造)スパン割り、部材寸法
次の図について、「建築物のスパン割りについて考慮したこと及び主要部材寸法(柱、大梁、小梁、スラブ)」は?


6m~8mのスパンで架構を計画し、柱1本あたりの負担面積が過大にならないようにした。
※理由、計画内容
柱:700mm×700mm 大梁:500mm×800mm
小梁:300mm×600mm スラブ厚:t=200mm
※寸法は例です。自分の図面との整合に注意しましょう。
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(設備)給湯設備
「浴室の給湯設備について、採用した熱源方式と考慮したこと」は?
採用した方式:電動ヒートポンプ


ランニングコストが低く、メンテナンスも容易であり、経済性に優れること。
また、燃焼を伴わないため、CO2排出量が抑えられ、環境負荷を低減できることから採用した。
※理由、熱源方式の特徴
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(設備)電気設備
次の図で、「受変電設備の設置場所と維持管理について考慮したこと」は?


設置場所:電気室
電気室を管理部門内に計画し、点検等の維持管理がしやすいように配慮した。また、電気室は道路側の外壁に面した位置とし、外扉を設けることで、機器の修繕・更新作業が行いやすい計画とした。
屋内設置とすることにより、機器の劣化を遅らせるほか、漏電リスク低減を図った。
※理由、計画内容
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(設備)空調機器
次のプラン例で、「空調室外機の設置場所と、更新・維持管理について考慮したこと」は?


設置場所:2階屋上の室外機置場
管理部門階段から近い屋上にまとめて設置し、日常のメンテナンスが行いやすいように計画した。
また、スペースに余裕をもって設置し、機器の修繕、更新作業に配慮した。
※理由、計画内容
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(環境)アクティブデザイン
「照明エネルギーを削減するための設備的手法」は?(LEDランプの採用以外で3つ)
①照明器具に明るさ検知制御を採用し、日中の照明使用時間を減らし、省電力を図った。
②使用頻度が少ない室やスペースの照明を人感センサー制御とすることで、消し忘れによる照明電力消費をなくせるようにした。
③照明器具にタイムスケジュール制御を採用し、余計な照明電力を使わないようにした。
※理由、計画内容
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(環境)アクティブデザイン‐給湯
「給湯エネルギーを削減するために、”地中熱”又は”太陽熱”を活用する方法」は?
給湯方式:ヒートポンプ給湯器による中央給湯
地中熱:地中熱ヒートポンプを採用し、地中熱を利用して効率よく熱交換できるようにした。
太陽熱:屋上に太陽熱集熱器を設置し、太陽熱を給湯や床暖房の補助熱源として利用した。
※理由、計画内容
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(環境)吹抜け部分の自然採光
次のプラン例で、「エントランスホール及び吹抜け周囲の自然採光について考慮したこと」は?


吹抜け上部の天井面にトップライトを設け、エントランスホール及び吹抜け周囲の共用部に、自然採光を確保できるように計画した。
3階~5階の吹抜けについては、吹抜け部分の外壁面を開口部とすることにより、吹抜けにより多くの自然光を取り入れられるように配慮した。
※理由、計画内容
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本日の特訓ドリルは以上です。
できなかった問題の復習については、下記の総合テストを参照してください。
特訓ドリル テキストデータダウンロード
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なお、このデータの使用目的は製図試験受験生がご自身の勉強に使用する場合に限らさせていただきます。その他の目的での使用はご遠慮ください。
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