特訓ドリル(構造分野)

令和2年度一級建築士試験「設計製図の試験」課題が発表され、「高齢者介護施設」とされました。今日からは応用編を開始します。まずは、記述の全体像をつかんでもらうために分野別に頻出問題を抽出しました。
構造分野については課題条件にかかわらず対策できることが多いので、ここから始めましょう。
建築物の構造種別、架構形式
次の図で「建築物に採用した構造種別、架構形式と採用理由」は?


多くの人が利用する施設であるため、構造種別は耐震性、耐火性に優れる鉄筋コンクリート造、架構形式は靭性が高いラーメン架構を採用した。
※理由、構造の特徴
※タップして記述例を表示
建築物のスパン割り①
次のプラン例で、「建築物のスパン割りについて考慮したこと」は?


柱1本あたりの負担面積が過大にならないように、6m~8mのスパンで架構を計画した。
※理由、構造の特徴
※タップして記述例を表示
建築物のスパン割り②
次のプラン例で、「建築物のスパン割りと考慮したこと」は?


架構の安定性を高めるため、X方向、Y方向ともに7mの均等スパンで計画した。
※理由、計画内容
※タップして記述例を表示
建築物の部材断面寸法
「建築物の主要部材の寸法」は?
※タップして記述例を表示
小梁、スラブの架け方
「小梁とスラブの架け方について考慮したこと」は?
※タップして記述例を表示
梁断面、スラブ位置
次の図で、「屋上庭園部分の断面計画について考慮したこと」は?(客土深さは500㎜以上)


※タップして記述例を表示
断面計画
次の図で、「浴室部分の断面計画について考慮したこと」は?


※タップして記述例を表示
目標耐震性能
「建築物に設定した目標耐震性能(地震力の程度と建築物の状態)」は?
①建築物の耐用年数中に、震度6強~7程度の大地震が発生した場合に、構造体の大きな補修をすることなく、建築物を継続使用できることを目標とした。
②建築物の耐用年数中に、震度6強~7程度の大地震が発生した場合に、構造体に部分的な損傷は生じるが、建築物全体の著しい耐力低下がなく、人命の安全が確保できることを目標とした。
※地震力の程度、建築物の状態
※タップして記述例を表示
基礎形式
次の図で、地盤条件を踏まえて「採用した基礎構造の形式」について考慮したことは?
地盤条件が良好であると判断できるため、直接基礎で計画することとし、不同沈下に強く安定性に優れるべた基礎を採用した。
※理由、計画内容
※タップして続きを表示
構造分野については、ほかの分野として比較して暗記要素が強い分野です。典型的な問題は時間を使うことなく解答できるように覚えてきましょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません