お知らせ

皆さんからの質問を募集します。12月1日の記事を参照ください。

【一級建築士製図試験】計画の要点等 スラブ・小梁の架け方

2020年4月21日

一級建築士試験の「計画の要点等」構造分野では、スラブ及び小梁の架け方について問われることがあります。

近年の断面構造に関する出題についても、スラブ・小梁の架け方の知識の応用で解答できる場合があります。

今回はスラブ・小梁の架け方についてまとめます。

キーワード

4辺固定スラブ スラブ下げ 連続梁

問題

スラブ及び小梁の架け方について配慮したことを記述する。

解説

過去の出題例

スラブ・小梁の架け方として出題された出題例です。

平成23年「介護老人保健施設」

スラブ及び小梁の架け方についての工夫

スラブ・小梁の架け方の知識で解答可能な出題例です。

平成30年「スポーツ施設」

多目的スポーツ室から発生する振動・騒音に対する、上下階、隣室への配慮

令和元年「美術館の分館」

屋上庭園の断面計画

スラブ

スラブ厚さ

スラブは下階への振動・騒音に配慮して、200mm程度の十分な厚さを確保します。

4辺固定スラブ

周囲を大梁または小梁で囲まれたスラブです。周囲を梁で支持することにより安全に荷重を負担できます。

スラブ下げ

浴室部分や屋上庭園部分等、防水仕上げ等が必要な場所のスラブは、他の部分よりもスラブレベルを200mm程度下げて設置します。

また、二重床とする場所についてもスラブレベルを下げて対応します。

小梁

小梁は以下の場所に設置し、スラブに過大な荷重がかかるのを防ぎます。また、できるだけ同じ方向に、連続梁となるように配置します。

  • スラブの短辺方向長さが、スパンの1/2程度となる位置
  • スラブ下げにより段差となる部分
  • エレベーターシャフトや階段等のRC造の壁を支える位置

解答例

スラブの短辺方向長さがスパンの1/2程度となるように小梁を配置し、スラブのたわみの抑制に配慮した。

浴室は他の部分よりスラブレベルを200mm下げて防水に配慮したので、段差部分に小梁を配置して、荷重を安全に支持できるようにした。

スラブは極力4辺固定スラブで計画することで、荷重を安全に支持できるように配慮した。

小梁は短辺方向に連続梁となるように配置し、架構の安定性に配慮した。

構造分野に関するその他の記事はこちらを参照してください。