応用ドリル(設備④)「給湯設備」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
本日のテーマは、「給湯設備」です。
中央給湯の熱源方式(ボイラー)
「浴室の給湯設備に採用した熱源方式と採用した理由」は?
記述例
採用した方式:ガスボイラー
安定した給湯が可能な方式を採用した。
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油ボイラーに比べて効率の良いガスボイラーを採用した。
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解説
ガスボイラーは給湯能力が高く、安定して大量の給湯が可能です。油ボイラーとガスボイラーがあり、ガスボイラーの方が燃焼効率がよくCO2排出量が少ないのが特徴です。また、メンテナンス性にも優れています。


採用理由①:浴槽やシャワーでの湯の同時使用に対応できるように、 安定した給湯が可能な方式を採用した。
採用理由②:CO2排出量を抑制するため、 油ボイラーに比べて効率の良いガスボイラーを採用した。
※理由、熱源設備の特徴
中央給湯の熱源方式(電動ヒートポンプ)
「浴室の給湯設備に採用した熱源方式と採用した理由」は?
記述例
採用した方式:電動ヒートポンプ
ボイラーに比べランニングコストが低い方式を採用した。
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燃焼を伴わない方式を採用した。
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解説
電動ヒートポンプ方式は、ボイラー方式に比べて効率が高く、安価な夜間電力を活用する等、ランニングコストを抑えられるメリットがあります。
また、燃焼によるCO2排出がないので、環境負荷低減にも有効です。


採用理由①:経済性に配慮し、 ボイラーに比べランニングコストが低い方式を採用した。
採用理由②:CO2排出量を抑制するため、 燃焼を伴わない方式を採用した。
※理由、熱源設備の特徴
給湯設備の設置場所
次の図で、「給湯設備(熱源、貯湯槽、ろ過機等)の設置場所について考慮したこと」は?


記述例
メンテナンスや機器の更新作業が行いやすいように計画した。
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配管ルートを短縮し、熱損失が少なくなるように計画した。
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解説
中央給湯方式における設備の設置場所に関する問題です。例では、浴室の直下の管理部門内に設備機械室が配置され、機器が設置されています。
管理部門内であるため、メンテナンス時の利便性に優れています。また、浴室直下であるため、給湯や循環水の配管ルートが短くなります。
。


①機器を1階管理部門内の設備機械室に設置し、 メンテナンスや機器の更新作業が行いやすいように計画した。
②設備機械室を浴室の直下に設置することにより、 配管ルートを短縮し、熱損失が少なくなるように計画した。
※理由、計画内容
本日のドリルはここまでです。
明日は、応用ドリル(設備⑤)「電気設備」です。
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