【おしらせ】

学科試験勉強方法の経験談を募集しています。詳しくは11月16日の記事を参照してください。

応用ドリル(設備②)「空調設備(ファンコイルユニット方式)」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。

8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。

本日のテーマは、「空調設備(ファンコイルユニット方式)」です。今年の課題で採用する可能性が高いこの方式に関する記述を確認します。

空調計画で考慮したこと

次のプラン例で、「老人ホーム個室の空調計画で考慮したこと」は?

プラン例

記述例

採用した方式:ファンコイルユニット+外気処理空調機

個別に空調できるように計画した。

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空調機で新鮮空気を給気できるようにした。

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解説

ファンコイルユニット方式と、外気処理空調機を併用した場合の記述例です。ファンコイルユニットにより個室の温湿度調整、空調機により外気導入しています。

ファンコイルユニットは、エアコン室内機と似たような装置で、室内空気を吸い込み、温湿度を調整して室内に吹出します。個別運転できるので、室ごとの空調が可能です。

外気を導入することはできないので、単一ダクト方式等の外気処理が行える空調方式と併用することが多いです。熱源として空冷ヒートポンプチラーからの冷温水が必要です。

イメージ図
記述例

各室に天井カセット型のファンコイルユニットを設置し、個別に空調できるように計画した。

各室に空調機械室からダクトを接続し、空調機で新鮮空気を給気できるようにした。

理由計画内容

空調機械室とダクトスペース

次の図で、「空調機械室とダクトスペースの位置について考慮したこと」は?

記述例

日常点検や修繕等の維持管理が行いやすいように計画した。

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機器の更新時の作業が行いやすいように計画した。

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ダクトルートを短くし、搬送エネルギー損失を低減できるようにした。

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解説

単一ダクト方式を採用した際に、空調機(エアハンドリングユニット)を設置する空調機械室の場所は、機器の維持管理や更新に配慮する必要があります。

問題の図では、管理部門内の壁面に配置され、外部扉を設けているので、メンテナンス性や更新時の作業性に優れた計画と言えます。

ダクトスペースは、空調機から各階に縦ダクトを通すためのスペースです。ダクトルートが短くなるように計画されていれば、例のような記述が可能です。

イメージ図
記述例

空調機械室を管理部門内に配置し、日常点検や修繕等の維持管理が行いやすいように計画した。

外壁に面した配置とし、外部扉を設けることにより、機器の更新時の作業が行いやすいように計画した。

ダクトスペースを空調機械室に近接して配置し、屈曲のない計画とすることで、ダクトルートを短くし、搬送エネルギー損失を低減できるようにした。

理由計画内容

熱源機の設置場所

次の図で、「空調熱源機の設置場所について考慮したこと」は?

記述例

日常点検やメンテナンスの利便性に配慮した。

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配管ルートを短くし、熱損失の少ない計画とした。

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解説

空冷ヒートポンプチラーを屋上に設置し、管理階段に近くすることにより、メンテナンス性に配慮しています。また、各空調機に冷温水を運ぶためのPSとも近接させ、配管ルートの短縮を図り配管ロスを少なくしています。

イメージ図
記述例

空冷ヒートポンプチラーを屋上の管理部門階段に近い場所に設置し、常点検やメンテナンスの利便性に配慮した。

冷温水配管用のPSに近接させることにより、配管ルートを短くし、熱損失の少ない計画とした。

理由計画内容

本日のドリルはここまでです。

明日は、応用ドリル(設備③)「給水設備」です。