応用ドリル(構造⑤)「吹抜け、大空間」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
今週は構造分野のドリルです。本日のテーマは、「吹抜け、大空間」です。
吹抜けの構造計画
次の図で、「吹抜け部分の構造計画」について考慮したことは?


記述例
架構が複雑にならないように配慮した。
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スラブを安全に支持できるように計画した。
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過度な荷重がかからないように配慮した。
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解説
吹抜けはスパン割りに合わせて計画すると、シンプルな架構となります。また、吹抜けまわりには梁を設置し、スラブを支持できるように計画します。片持ち梁は張り出し寸法が大きくなり過ぎないようにします。




①できるだけスパンに合わせた形状で計画し、架構が複雑にならないように配慮した。
②吹抜け周囲に梁を設けることで、スラブを安全に支持できるように計画した。
③片持ち梁を用いる部分は、張り出し寸法を2.5mで計画し、過度な荷重がかからないように配慮した。
※理由、計画内容
大空間の構造計画
次の図で「ホールの構造計画(スパン、梁、柱、床、天井、等)について考慮したこと」は?


記述例
無柱空間を形成した。
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たわみやひび割れの抑制を図った。
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大スパンの荷重を安全に伝達できるようにした。
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振動や騒音の防止に配慮した。
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天井落下防止を図った。
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解説
スパン、梁、柱、床、天井について、それぞれ例のようなことが記述できます。




①X方向の大梁を大スパンで計画し、無柱空間を形成した。
②大スパンの大梁をプレストレストコンクリート梁とし、たわみやひび割れの抑制を図った。
③プレストレストコンクリート梁を支持する柱は、他の柱よりもサイズアップし、大スパンの荷重を安全に伝達できるようにした。
④乾式2重床で計画し、振動や騒音の防止に配慮した。
⑤天井について、斜材をバランスよくV字状に配置し、天井落下防止を図った。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日と明後日は、今週のドリルを復習する「小テスト」です。
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