【おしらせ】

記述研究所はnoteに引越しました。こちらへ

応用ドリル(構造④)「基礎計画」

2022年9月17日

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。

8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。

今週は構造分野のドリルです。本日のテーマは、「基礎計画」です。

基礎形式

次の図で、「採用した基礎構造の形式」について考慮したことは?

断面図

記述例

不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。

※タップして続きを表示

解説

GL-1.5m以深にN値=40の砂礫層があり、直接基礎で計画可能と判断できます。

断面図
記述例

地盤条件が良好と判断できるため直接基礎で計画することとし、不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。

理由計画内容

支持層、基礎底面レベル

次の図で、「支持層の考え方、基礎底面のレベル」について考慮したことは?

断面図

記述例

基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。

※タップして続きを表示

地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。

※タップして続きを表示

解説

基礎底面は、支持地盤に0.5m程度貫入する必要があります。想定した支持地盤に対し、0.5m程度の根入れとなる基礎底面レベルで計画したことを記述します。

断面図
記述例

GL-1.5m以深、N値=40の砂礫層を支持地盤と考え基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。

施工時の経済性に配慮して、地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。

理由計画内容

耐圧盤寸法

次の図で、「耐圧盤の寸法」について考慮したことは?

基礎断面図

記述例

耐圧盤厚さを500mmで計画した。

※タップして続きを表示

解説

耐圧盤については、荷重の伝達に配慮することを記述します。寸法は例ですので、自分の図面と整合させましょう。

断面図
記述例

荷重を安全に支持地盤に伝達するため、耐圧盤厚さを500mmで計画した。

理由計画内容

本日の記述ドリルはここまでです。

明日は、構造⑤「吹抜け、大空間の構造」です。