応用ドリル(構造④)「基礎計画」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
今週は構造分野のドリルです。本日のテーマは、「基礎計画」です。
基礎形式
次の図で、「採用した基礎構造の形式」について考慮したことは?


記述例
不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。
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解説
GL-1.5m以深にN値=40の砂礫層があり、直接基礎で計画可能と判断できます。


地盤条件が良好と判断できるため、直接基礎で計画することとし、不同沈下に強く、安定性に優れるべた基礎を採用した。
※理由、計画内容
支持層、基礎底面レベル
次の図で、「支持層の考え方、基礎底面のレベル」について考慮したことは?


記述例
基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。
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地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。
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解説
基礎底面は、支持地盤に0.5m程度貫入する必要があります。想定した支持地盤に対し、0.5m程度の根入れとなる基礎底面レベルで計画したことを記述します。


①GL-1.5m以深、N値=40の砂礫層を支持地盤と考え、基礎底面レベルをGL-2.0mとし、十分な根入れ長を確保した。
②施工時の経済性に配慮して、地下水位より上に基礎底面レベルを設定した。
※理由、計画内容
耐圧盤寸法
次の図で、「耐圧盤の寸法」について考慮したことは?


記述例
耐圧盤厚さを500mmで計画した。
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解説
耐圧盤については、荷重の伝達に配慮することを記述します。寸法は例ですので、自分の図面と整合させましょう。


荷重を安全に支持地盤に伝達するため、耐圧盤厚さを500mmで計画した。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、構造⑤「吹抜け、大空間の構造」です。
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