応用ドリル(構造③)「断面計画」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
今週は構造分野のドリルです。本日のテーマは、「断面計画」です。
小梁、スラブの架け方
「小梁とスラブの架け方について考慮したこと」は?
記述例
スラブたわみの抑制を図った。
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荷重を安全に支持できるようにした。
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RC壁と周囲スラブの荷重を支持する計画とした。
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解説
スラブの寸法が大きくなると、たわみの原因になります。スラブが適切な寸法になるように小梁を設置します。また、スラブを梁で4辺固定することにより、スラブへの荷重を梁が支持できるようにします。階段、EVシャフト部分にも小梁を設置し、荷重を安全に支持します。


①スラブの短辺寸法が4m以下となるように小梁を設置し、スラブたわみの抑制を図った。
②スラブ周囲に梁を設置し、4辺固定することにより、荷重を安全に支持できるように計画した。
③階段、EVシャフト開口部分に小梁を設置し、RC壁と周囲スラブの荷重を支持する計画とした。
※理由、計画内容
浴室の断面計画
次の図について、「浴室部分の断面計画について考慮したこと」は?


記述例
防水に配慮しつつ、浴室と脱衣室に段差ができないように計画した。
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浴槽の高さを低く抑え、出入りのしやすさに配慮した。
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荷重を安全に支持できるようにした。
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解説
梁伏図、断面図は下図のとおりです。浴室部分は防水仕上げする必要があるので、スラブを200mm下げて設置し、浴室と脱衣室の段差ができないようにしています。浴槽部分は、スラブレベルをさらに下げて、浴槽高さを低く抑える計画としています。また、段差になる部分に小梁を設置して床スラブを支持しています。




①浴室部分の床スラブを200mm下げ、防水に配慮しつつ、浴室と脱衣室に段差ができないように計画した。
②浴槽部分のスラブを浴室からさらに200mm下げることにより、浴槽の高さを低く抑え、出入りのしやすさに配慮した。
③スラブの段差部分に小梁を設置し、荷重を安全に支持できるようにした。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、構造④「基礎計画」です。
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