応用ドリル(構造①)「建築物の構造、架構、スパン、部材寸法」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
今週は構造分野のドリルです。本日のテーマは、「構造、架構、スパン、部材寸法」です。
構造種別、架構形式
「建築物に採用した構造種別、架構形式と採用理由」は?
記述例
構造種別は耐震性、耐火性、遮音性、気密性に優れる鉄筋コンクリート造、架構形式は靭性が高いラーメン架構を採用した。
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解説
構造種別、架構形式についての記述は毎年出題されます。簡潔に記述できるように暗記しておきましょう。今年の課題を考慮し、鉄筋コンクリート造の特徴として、遮音性や気密性をあげています。
建築物の用途から、安全性及び居住性に配慮し、構造種別は耐震性、耐火性、遮音性、気密性に優れる鉄筋コンクリート造、架構形式は靭性が高いラーメン架構を採用した。
※理由、構造の特徴
スパン割り1
次の図について、「建築物のスパン割りと考慮したこと」は?
記述例


架構の安定性に配慮した。
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解説
X方向、Y方向のスパンがそれぞれ等間隔のスパンで計画できる場合の記述例です。
X方向7m、Y方向8mの規則的なスパンで計画し、架構の安定性に配慮した。
※理由、計画内容
スパン割り2
次の図について、「建築物のスパン割りと考慮したこと」は?
記述例


柱1本あたりの負担面積が過大にならないようにした。
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解説
均等スパンで計画できなかった場合の記述例です。
6m~8mのスパンで架構を計画し、柱1本あたりの負担面積が過大にならないようにした。
※理由、計画内容
主要部材寸法
「建築物の主要部材の寸法」は?
記述例
700mm×700mm
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500mm×800mm
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300mm×600mm
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t =200mm
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解説
部材寸法については、梁伏図をイメージして覚えておきましょう。また、下図は一例ですので、自分の計画と整合させましょう。


本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、構造②「耐震計画、目標耐震性能」です。
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