応用ドリル(計画④)「ゾーニング、吹抜けの計画」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
最初の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
本日のテーマは、「ゾーニング、吹抜けの計画」です。ゾーニング、吹抜けを活かした計画についての記述を確認します。
ゾーニング
次の図で、「ゾーニングについて考慮したこと」は?


記述例
利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。
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利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。
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解説
ゾーニングとは、用途が同じ部門や空間をまとめて配置することです。プランニングする際、まずは部門を階で分けることを考えます。階で分けられれば、垂直方向のゾーニングについて記述します。
管理部門の配置は、水平方向のゾーニングについて記述します。階で分けることができなかった場合も、同様の記述が可能です。


①1、2階にデイサービス部門、3階に老人ホーム部門を配置し、階別にまとめることにより、利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。
②管理部門を西側にまとめて配置し、利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。
※理由、計画内容
吹抜けの計画
次のプラン例で、「吹抜けを活かした空間構成について考慮したこと」は?


記述例
共用部が開放感のある空間となるように計画した。
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1、2階の空間の連続性に配慮した。
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解説
吹抜けの設けることの利点の1つに、天井が高くなることによる「開放感」があります。また、1、2階の空間に「連続性」と「一体感」が生まれるということもあります。
そのほかに採光が容易になることがありますが、環境負荷低減分野で出題します。
①エントランスホール上部に吹抜けを設け、共用部が開放感のある空間となるように計画した。
②2階共用部を吹抜けに面して配置し、1、2階の空間の連続性に配慮した。
※理由、計画内容
本日のドリルはここまでです。
明日は、応用ドリル(計画⑤)「バリアフリー、セキュリティ」です。
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