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応用ドリル(計画④)「ゾーニング、吹抜けの計画」

2022年9月17日

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。

最初の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。

本日のテーマは、「ゾーニング、吹抜けの計画」です。ゾーニング、吹抜けを活かした計画についての記述を確認します。

ゾーニング

次の図で、「ゾーニングについて考慮したこと」は?

断面図

記述例

利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。

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利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。

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解説

ゾーニングとは、用途が同じ部門や空間をまとめて配置することです。プランニングする際、まずは部門を階で分けることを考えます。階で分けられれば、垂直方向のゾーニングについて記述します。

管理部門の配置は、水平方向のゾーニングについて記述します。階で分けることができなかった場合も、同様の記述が可能です。

イメージ図
記述例

1、2階にデイサービス部門、3階に老人ホーム部門を配置し、階別にまとめることにより、利用者に分かりやすく、管理もしやすいように計画した。

管理部門を西側にまとめて配置し、利用者とスタッフの動線が交差しないように計画した。

理由計画内容

吹抜けの計画

次のプラン例で、「吹抜けを活かした空間構成について考慮したこと」は?

プラン例

記述例

共用部が開放感のある空間となるように計画した。

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1、2階の空間の連続性に配慮した。

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解説

吹抜けの設けることの利点の1つに、天井が高くなることによる「開放感」があります。また、1、2階の空間に「連続性」と「一体感」が生まれるということもあります。

そのほかに採光が容易になることがありますが、環境負荷低減分野で出題します。

記述例

エントランスホール上部に吹抜けを設け共用部が開放感のある空間となるように計画した。

2階共用部を吹抜けに面して配置し、1、2階の空間の連続性に配慮した。

理由計画内容

本日のドリルはここまでです。

明日は、応用ドリル(計画⑤)「バリアフリー、セキュリティ」です。