応用ドリル(環境⑤)「アクティブデザイン2」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
昨日に引き続き、「アクティブデザイン」関連です。アクティブデザインとは、設備を用いた手法で環境負荷低減を図るものです。
給湯エネルギー削減
環境負荷低減のための設備的手法として、「給湯エネルギーの削減方法」は?
記述例
給湯エネルギーの削減に配慮した。
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ガス使用量を削減できるようにした。
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太陽熱を給湯や床暖房の補助熱源として利用することで、給湯エネルギーの削減を図った。
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地中熱を利用して効率よく熱交換することにより、給湯エネルギーの削減に配慮した。
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解説
①ヒートポンプ給湯機は、電気の力で空気中から熱を取り出して湯を作ります。少ない電気で多くのエネルギーを得られるため、省エネルギー性が高いシステムです。
①ガス給湯器に比べ効率の良いヒートポンプ給湯器を採用し、給湯エネルギーの削減に配慮した。
※理由、計画内容
②効率の良い給湯ボイラーを採用すれば、同じ量の湯を作る際にもガス使用量を削減することができます。
②給湯熱源に高効率ボイラーを採用し、ガス使用量を削減できるように計画した。
※理由、計画内容
③太陽熱集熱システムは、太陽熱を集めて水を温め、床暖房や給湯に利用するものです。太陽熱で温めた分、ガスや電気の使用量を削減することができます。


③屋上に太陽熱集熱器を設置し、太陽熱を給湯や床暖房の補助熱源として利用することで、給湯エネルギーの削減を図った。
※理由、計画内容
④地中熱ヒートポンプは、年間を通して温度が安定した地中で熱交換するシステムです。地中の温度は、夏は地上より低く、冬は地上より高いので、空冷ヒートポンプに比べ効率よく熱交換することができます。
④地中熱ヒートポンプを採用し、地中熱を利用して効率よく熱交換することで、給湯エネルギーを削減に配慮した。
※理由、計画内容
水道使用量削減
環境負荷低減のための設備的手法として、「水道使用量の削減方法」は?
記述例
水道使用量を削減できるように計画した。
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貯水した雨水を便所洗浄水や植栽への散水に利用することで、水道使用量の削減に配慮した。
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ポンプでくみ上げた地下水を便所洗浄水や植栽への散水に利用することで、水道使用量の削減を図った。
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解説
①節水型の水栓、トイレ、シャワーヘッド等を採用することで、水の使用量を減らすことができます。
①洗面、トイレ、浴室等に節水型衛生器具を採用し、水道使用量を削減できるように計画した。
※理由、計画内容
②雨水利用設備は、屋根に振った雨を集めて貯留できるようにし、沈殿処理等したうえで便所洗浄水や植栽への散水に利用するものです。


②雨水利用設備を設置し、貯水した雨水を便所洗浄水や植栽への散水に利用することで、水道使用量の削減に配慮した。
※理由、計画内容
③井水が利用できる地域であれば、井戸を掘り、ポンプを設置することで、井水をくみ上げて利用することができます。便所洗浄水や植栽への散水に利用するほか、消毒して飲用とすることを可能です。
③地下水利用設備を設置し、ポンプでくみ上げた地下水を便所洗浄水や植栽への散水に利用することで、水道使用量の削減を図った。
本日の記述ドリルはここまでです。
明日と明後日は、今週のドリルを復習する「小テスト」です。
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