応用ドリル(環境④)「アクティブデザイン1」

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。
8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。
今日と明日のテーマは、「アクティブデザイン」関連です。アクティブデザインとは、設備を用いた手法で環境負荷低減を図るものです。
電気エネルギー削減
環境負荷低減のための設備的手法として、「電気エネルギーの削減方法」は?
記述例
照明電力の削減に配慮した。
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日中の照明使用時間を減らし、省電力を図った。
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消し忘れによる照明電力消費をなくせるように計画した。
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余計な照明電力を使わないように計画した。
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変電時の損失を低減し、省エネルギーとなるようにした。
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解説
①LEDランプは従来の蛍光灯と比べて消費電力が少ないので、照明電力の削減につながります。
①照明器具にLEDランプを採用し、照明電力の削減に配慮した。
※理由、計画内容
②自然採光を入る室において、明るさ検知制御を採用します。十分に採光があるときには、明るさを検知して、照明を消したり、暗くしたりします。これにより、消費電力を削減できます。
②照明器具に明るさ検知制御を採用し、日中の照明使用時間を減らし、省電力を図った。
※理由、計画内容
③人感センサーを用いて、在室時のみ自動点灯するようにします。
③使用頻度が少ない室やスペースの照明を人感センサー制御とすることで、消し忘れによる照明電力消費をなくせるように計画した。
※理由、計画内容
④タイマーにより照明の入り切りを行うことで、使用していない室の照明がつけっぱなしになることを防ぎます。
④照明器具にタイムスケジュール制御を採用し、余計な照明電力を使わないように計画した。
※理由、計画内容
⑤受変電設備では、高電圧で電気を受け取っており、そのままでは使えないので、普段使う電圧に変換して建物内各所に送っています。電圧を変換する装置では、損失が発生するので、効率がよい機器を使うことにより、損失を抑えて省エネルギーとなります。
⑤受変電設備に効率の良い変圧器を設置することにより、変電時の損失を低減し、省エネルギーとなるようにした。
※理由、計画内容
空調エネルギー削減
環境負荷低減のための設備的手法として、「空調エネルギーの削減方法」は?
記述例
空調エネルギー削減に配慮した。
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夜間に冷たい空気を室内に取り入れることで、冷房負荷を低減できるように計画した。
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室内外の環境に応じて最適な換気制御をすることで、空調負荷を低減し、省エネルギーとなるように計画した。
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地中熱により温度調節された外気を室内に取り入れることで、空調負荷を低減した。
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地中熱を利用して効率よく熱交換することで、空調エネルギーを削減できるように計画した。
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解説
①空冷ヒートポンプパッケージ空調機等を高効率な機種とすることで、空調エネルギーを削減できます。
①高効率な空調機器を採用し、空調エネルギー削減に配慮した。
※理由、計画内容
②ナイトパージは冷房時期の夜間に、冷たい外気を室内に取り入れることにより、室温を下げておき、朝、冷房起動時の負荷を低減することができます。
②ナイトパージシステムを採用し、夜間に冷たい空気を室内に取り入れることで、冷房負荷を低減できるように計画した。
※理由、計画内容
③通常の換気設備では、一定の換気量で運転するので、外気負荷が大きくなります。換気量を自動制御する換気設備を設置し、最低限の換気量に制御することで、空調負荷を低減します。
③高機能換気システムを採用し、室内外の環境に応じて最適な換気制御をすることで、空調負荷を低減し、省エネルギーとなるように計画した。
※理由、計画内容
④地中の温度は年間を通してほぼ一定に保たれており、夏は地上より低く、冬は地上より暖かくなります。この性質により、地中配管を通った外気は、夏は冷やされ、冬は温められて導入されます。


④アースチューブを設置し、地中熱により温度調節された外気を室内に取り入れることで、空調負荷を低減した。
※理由、計画内容
⑤地中の温度は、夏は地上より冷たく、冬は暖かいので、ヒートポンプの熱交換が効率よく行えます。


⑤地中熱ヒートポンプを採用し、地中熱を利用して効率よく熱交換することで、空調エネルギーを削減できるように計画した。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、環境⑤「アクティブデザイン2」です。
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