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応用ドリル(環境①)「自然採光」

2022年9月17日

今年の課題「高齢者介護施設」で出題が想定される内容に重点的に取り組みます。

8月3日~8月30日の4週間は、「計画」「設備」「環境負荷低減」「構造」の順で、頻出項目を中心に基礎的な問題を出題します。

今週は環境負荷低減分野のドリルです。週の前半はパッシブデザインの記述を出題します。本日のテーマは、「自然採光」です。

開口部からの自然採光1

次のプラン例で、「デイルームの自然採光について考慮したこと」は?

記述例

多くの自然光を取り入れ、日中の照明負荷を低減できるように計画した。

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季節や時間帯による採光の変化に対応し、快適な空間となるようにした。

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解説

デイルームは南側に配置され、間口広く開口部が設けられているので、採光を取り入れやすい計画です。自然採光を取り入れたことの環境負荷低減効果として、照明負荷低減について記述します。

採光を取り入れる場合、季節や時間帯によっては、利用者にとって眩しくなってしまうことも考えられるので、ブラインドで調整できるようにするのも一つの方法です。日射を遮ることで、空調負荷低減にもつながります。

イメージ図
記述例

南側に配置し、間口の広い開口部を設けることにより、 多くの自然光を取り入れ、日中の照明負荷を低減できるように計画した。

開口部にはブラインドを設置し、調光可能とすることで、 季節や時間帯による採光の変化に対応し、快適な空間となるようにした。

理由計画内容

開口部からの自然採光2

次のプラン例で、「老人ホーム個室の自然採光について考慮したこと」は?

プラン例

記述例

明るく快適な空間となり、日中の照明負荷も低減できるように計画した。

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解説

プラン例では、すべての個室が南側に配置され、良好な日照と採光が確保できる計画です。明るい個室とすることで、日中の照明使用時間が減り、電力量削減につながります。

イメージ図
記述例

個室をすべて南側に配置し、開口部を設けることにより、 明るく快適な空間となり、日中の照明負荷も低減できるように計画した。

理由計画内容

吹抜けを利用した自然採光

次のプラン例で、「エントランスホールの自然採光について考慮したこと」は?

プラン例

記述例

建物中央部に十分な自然採光を取り入れられるようにした。

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解説

エントランスホール上部にトップライトを有する吹抜けがあり、共用部が明るい空間となる計画です。

イメージ図
記述例

エントランスホール上部に吹抜けを計画し、トップライトを設けることにより、 建物中央部に十分な自然採光を取り入れられるようにした。

理由計画内容

本日の記述ドリルはここまでです。

明日は、環境②「自然換気、自然通風」です。