【おしらせ】

学科試験勉強方法の経験談を募集しています。詳しくは11月16日の記事を参照してください。

添削室からのお便り⑥

2020年9月27日

こんにちは、源です。当研究所では添削室を開設し、モニターさんから解答を見せていただくことで受験生の皆さんが不得意な部分についての研究を始めています。

研究の成果がチラッと見えてきた時、お便りを書いています。

今回は、少し趣向を変えてよく見かける単純ミスについてです。自分の解答をチェックする際には、参考にしてみてください。

まず、下記の解答を自分が解答を添削するつもりで読んでください。

設問:このプランでアプローチ計画について記述しなさい

記述例

北側道路に面する敷地中央に車両の出入口を、西側に歩行者通路を計画することで、歩車を分離した安全なものとした。

まずは、無さそうでけっこう見かけるのが、方位のミスです。単なる勘違いであったり、思い込みにより発生しているようです。採点者が単純ミスとして扱うなら少しの減点で済みますが、図面との整合が取れていないとなると大幅な減点となります。思い込みを取り除くためにも、書き終わってから時間を置いて見直しする事で、書いた時とは違った感覚で見直しすることでミスを発見できます。

修正例

南側道路に面する敷地中央に車両の出入口を、西側に歩行者通路を計画することで、歩車を分離した安全なものとした。


設問:このプランで多目的ホールの位置と理由を記述しなさい

記述例

多目的ホールを北側に配置し、人通りの多い交差点から目立つ場所として集客性を考慮した。

ただ、「北側に計画したと」すると、具体的な位置が伝わりません。敷地の北側なのか?建物の北側なのか?また、北側としても東西のどのへんなのか?中央あたりなのか?などと、色々な疑問が湧き上がってきます。

このように、位置を問われている時には、具体的な位置を示して伝わりやすいように意識しましょう。

修正例

建物の北西角に多目的ホールを配置し、敷地北西に位置する人通りの多い交差点から目立つ場所として集客性を考慮した。

また、似たようなケースとして、以下の場合も注意が必要です。


設問:このプランで屋外庭園の位置と理由を記述しなさい

記述例

屋外庭園を南側に計画して、日当たりの良い場所に設ける事で利用者が開放感があり、くつろげるように配慮した。また、2階屋上の南西側にも屋外庭園を計画し、2階居室と一体的に利用できるようにする事で、落ち着きのある開放的な空間となるように計画した。

位置を説明する際、その位置が「敷地」または「建物」のどの位置にあるのかを示さないと伝わらない場合があります。今回のように屋外庭園の計画を求められる時、その設置位置は敷地内または建物内のどちらでも良いとされることがあります。この時には、「敷地の」や「建物の」と加え、位置を説明する必要があります。

また、よくある凡ミスとして、屋上の階を間違えることがあります。2階平面にある屋上は「1階屋上」となるので間違えてはいけません。

修正例

屋外庭園を敷地の南側に計画して、日当たりの良い場所に設ける事で利用者が開放感があり、くつろげるように配慮した。また、1階屋上の南西側にも屋外庭園を計画し、2階居室と一体的に利用できるようにする事で、落ち着きのある開放的な空間となるように計画した。

まとめ

位置を説明する場合は方位を間違えないようにし、敷地建物を使い分けて具体的な位置が伝わるようにしましょう。また、見直しをすることで間違いをみつけましょう。

本日のお便りはここまでです。

いままでのお便りなどです。