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【一級建築士製図試験】自分の書いた文章を客観的に読めますか?

一級建築士製図試験の「計画の要点等」において、この時期に最も必要とされるスキルは「自分が書いた文章を客観的に読むこと」です。

誰しも、自分が書いた文章は、なかなか客観的に読めません。その理由は、「書いた時の気持ち」、「自分の思い込み」、「その他のいろいろな感情」などが入り混じってしまって、冷静には読めないからです。

客観的に文章を読むことは、製図試験の採点者と同じ立場になって読む訓練です。自分の文章を採点者が読んでどう感じるかを考えることは、記述問題の解答訓練にも非常に役立ちます。

常に採点者側の気持ちを考えながら文章を書く訓練をすることで、自分の設計内容を確実に伝えられるようになりましょう。

自分の文章を推敲するときのポイントは以下のとおりです。

自分が書いたことを忘れてから読む

文章を推敲する際には、自分が書いた内容を忘れてみることが有効です。自分の文章を忘れてしまえば、それは他人の文章を読んでいるのと同じになり、客観的に確認できます。

また、文章を書き終わった後、すぐに確認するのではなく、時間を空けるのも有効です。時間が経つと、書いた時の気持ちを忘れるため、客観視できるようになるからです。

夜中に勢いで書いてしまった文章を翌朝確認すると、全く読めた内容ではない、というような感じに似ているかもしれません。

質問をじっくり読み直し、自分の文章が質問に対して答えているかを確認する

文章を読み直す前に、今一度、質問をじっくり読んでみてください。何を問われているのかを考えたうえで文章を読み直すと、自分が問いに的確に答えているかがよく分かります。

冷静に読み直してみると、質問に対して的外れな解答をしていることがよくあります。会話の場合では、質問に対する解答がずれていると、相手の表情でわかることが多いはずです。しかし、文章の場合は客観視して確認するしかありません。

製図試験において、質問に対して的外れな解答をした場合には、得点することができなくなるため、そのような状況は避けなければなりません。

思い込みで「目的語」を省略していないかを確認する

自分の文章をチェックすると、意外と「目的語」が省略されていることがあります。これは、思い込みが強く、目的語が「あたりまえ」になってしまい、当然分かっていることだと省略してしまうからです。

目的語を省略した場合、「何をどのような理由で、どうしたか」の「」が不明となるため、試験の解答として不十分となってしまいます。

例えば、「ゾーニングについて工夫したこと」を問われた時、「歩行者が多い道路に面して配置し、集客に配慮した」と解答したとします。

採点者は、「どの室のことを言っているのだろう?」と思い、設計の意図が伝わらないため、点数を与えないでしょう。

記述は図面と整合させることも重要ですが、記述を読んだだけで意味が通じなければなりません。どの室のことを述べているかを省略してしまっては、意味は通じません。

採点者が図面から読み取って、この室のことを言っているのだろうと判断してくれることは無いのです。

同様に、自分では当たり前と思い込んでいる「理由」や「結果」などを省略してしまい、解答になっていない場合もあるため、気を付けなければなりません。

まとめ

「計画の要点等」の対策として、この時期の養っておくべきは「客観的に自分の文章を読む技術」です。これさえあれば、今後、迷うことなく書けるようになります。

しかし、この技術は一朝一夕に養える技術でありません。また、自分では気付きにくいことが多いため「身近な人に読んでもらう」という方法はいかがでしょう?

自分では気付かなかった意外な事実が見えてくるかもしれません。

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