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【一級建築士製図試験】合格者は知っている!?計画の要点等 5つの攻略ポイント

2020年4月28日

この記事では、一級建築士製図試験合格者に共通する、計画の要点等に対する考え方、勉強方法、解答テクニック等をご紹介します。

製図試験合格者のなかで、「作図の出来が今一つだったけど、記述がよくできて合格できた」という話をよく聞きませんか?

その一方で「記述は今一つだったけど、作図が完璧だったので合格できた」という話は聞こえてきません。

一級建築士製図試験における計画の要点等の点数配分は、4割~5割といわれています。

計画の要点等は例年10問程度が出題されますので、1問あたりの配点は4点~5点と考えられます。よって、1問多く正解することで大きな差が出ます。

これに対して、作図は分量が多く、多少のミスがあっても合否を分けるほどの差になりにくいと言えます。

このようなことから、「製図の出来がイマイチ」で合格することはあっても、「記述の出来が今一つ」では合格することが難しくなってしまうのです。

それでは、5つのポイントをお伝えします。

解答用紙はすべて埋める

計画の要点等の解答用紙に一つでも空欄があると、未完」と判定されて、一発ランクⅣとなる恐れがあります。

令和元年の試験では、補足のためのイメージ図記入欄にも「必ず記入のこと」と記載がありました。

このことからも、計画の要点等の解答用紙はすべて埋めることが必須です。

合格者は、正解かどうかはさておき、解答用紙をすべて埋めています。

分からない問題があっても、なんとか解答用紙を埋めて、まずは採点の土俵に乗ることが重要なのです。

頻出問題は確実に得点する

計画の要点等には、「建築物の構造種別、架構形式、スパン割り」のように、毎年のように出る頻出問題が存在します。

これらの問題は受験生の多くが正解するので、落とすことは許されません。

さらに、頭で考えなくでも手が動いて記述できるくらい練習していると、ここで時間を稼ぐことができます。

※とはいえ、思い込みは禁物ですので、問題文はよく読むようにしましょう。

計画の要点等の記述には、意外と時間がかかります。頻出問題の解答を、試験当日に考えながら記述しているようでは、後れをとってしまうのです。

過去問を中心に勉強している 

計画の要点等では、新規問題の出題は少なく、過去に出題された問題を理解できていれば対応できる場合がほとんどです。

新規問題対策ばかりに気を取られ、過去に出題されている問題ができないようでは本末転倒です。

先にやるべきは過去問です。新規問題対策は、過去問が完璧になった後、余裕があればやりましょう。

新規問題をスルーできる

新規問題はすべての受験生にとって初めての問題なので、皆が驚いているのです。

このことに気づき、落ち着いて問題と向き合えるかどうかがとても重要です。

周りの受験生も自分と同様に困惑しており、正解にたどり着けないと割り切ってしまえばいいのです。

ここで、時間をかけずに解答することで、ほかの問題や作図にまわす時間を減らさないようにします。

また、前のポイントで述べたように、過去問中心の勉強を進めていれば、問題を見た段階で新規問題と判断できます。

よって、余計な時間を費やさずに解答することができるのです。

記述前に課題文とプランの整合チェックを忘れない

最後のポイントは、記述内容(特に計画分野)を考える前に、課題文とプランの整合を確認することです。

計画の要点等に記述する内容は、課題文で示される設計条件と合致している必要があります。

また、作図との整合が取れていなければいけません。

これらの関係を下図で説明します。

まず、当然ですが、①課題文(設計条件)と作図は整合がとれていなければなりません。

次に、②作図と記述内容との整合も必要です。

①と②について、整合がとれていれば、自動的に③課題文と記述内容は合致します。

ここで、課題文とプランの整合チェックを忘れると、計画の要点等を記述している途中や、記述後に設計条件との不整合に気づくことになります。

こうなると、プランを修正すると同時に、記述内容も考え直さなければなりません。

手戻りの時間が、記述の分だけ増えるのです。

ミスは起こるものなので仕方ありませんが、手戻りの時間をいかに少なくするかが重要です。

このような理由から、記述内容を考える前に一度、課題文とプランのチェックが必要なのです。

以上、計画の要点等の攻略ポイントを紹介しました。

計画の要点等は、製図試験全体の4~5割の点数配分があると言われながら、作図やエスキスの勉強に追われて十分な対策が難しいと思います。

しかし、製図試験合格者は、ほぼ例外なく計画の要点等を攻略しています。

計画の要点等を攻略することが、製図試験合格への近道なのです。