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【一級建築士製図試験】計画の要点等 勾配屋根(建築計画)

2020年4月21日

一級建築士試験では、年度によっては主要な屋根形状を勾配屋根に指定されることがあります。

今回は勾配屋根の建築計画についてまとめます。

キーワード

勾配屋根 勾配天井 二段梁 ハイサイドライト 景観

過去の出題例

平成26年 温浴施設のある「道の駅」

平成25年 大学のセミナーハウス

勾配屋根の形状を活かした室内空間とするために工夫したこと

 ※2年連続して同じ問題が出題されています。

解説

建築計画における勾配屋根の特徴は以下の通りです。

  • 外観が温和な印象となるため、景観を重視する地域では、周囲との一体的な景観を演出できます。
  • 屋根勾配の形状を活かして室内に勾配天井を採用すれば、変化のある室内空間となります。
  • 左右の屋根勾配に差をつけて中央の梁を二段梁とすれば、二段梁で囲まれたスペースにハイサイドライトを計画できます。
  • 屋上に設備スペースを設けられないため、敷地内の地上部に設備スペースを設ける必要があります。

勾配屋根が問題で指定される場合、周囲の景観への配慮や勾配屋根を活かした室内空間が求められる事が多いので、問題文を良く読んで、出題者の意図を理解して解答するのが重要です。

解答

周囲の景観への影響を考慮し、屋根勾配を2/10で計画して、建築物の高さが出来るだけ低くなるようにした。

勾配屋根を採用したため、空調室外機、キュービクル等の設備を地上に計画した。周囲の景観への影響を考慮して、当該設備を目隠フェンスで覆う計画とした。

勾配屋根としたため、最上階の主要な居室には勾配天井を採用し、利用者が変化に富む室内空間を楽しめるようにした

勾配屋根の2段梁を利用して開閉式のハイサイドライトを設け、建物中央に吹抜けを計画することで、各階の共用部が明るく開放的な空間となるようにした

まとめ

勾配屋根の建築計画が出題された場合には、周囲の景観への配慮や利用者の快適性について記述するようにしましょう。

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