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【一級建築士製図試験 計画の要点等】補足図、イメージ図まとめ(計画編)

2020年4月21日

一級建築士製図試験の記述問題である「計画の要点等」では、記述に加えて計画概要を図示することが要求されます。

これまでは「補足図記入欄」とあり、あくまで任意の記入でしたが、令和元年試験では「イメージ図記入欄」に変わり、「必ず記入」と注意書きがありました。

イメージ図は、今後も記入が必須となる可能性が高いので、対策が重要です。

これまでの補足図、イメージ図に関する出題についてまとめ、対策のヒントを考えてみたいと思います。

補足図、イメージ図出題状況

計画構造設備環境
H25
H26
H26再
H28
H29
H30
R1
R1再

※環境負荷低減

本日は「計画」分野の出題をまとめます。

平成29年

平成29年の設計課題は「リゾートホテル」でした。計画の要点等は7問出題され、2問で補足図の記入欄がありました。うち1問が計画分野でした。

出題内容

車椅子使用者用客室のバリアフリー計画についての出題でした。

バリアフリーについての工夫を3つ記述するもので、その内容を「図示により補足してよい」というものでした。

問題文には「仕様、各種寸法」という記載がありましたので、バリアフリーに配慮した出入口の幅等を図示することが必要と考えられます。

解答欄

解答欄は、下図のようにA3用紙の1/4程度に記述欄と補足図欄が用意されました。

解答用紙イメージ

図示例

記述内容としては、次のようなものがありますので、これらを簡易な平面図や断面図で図示します。

  • 車椅子の転回スペースを確保する
  • 車椅子で出入りしやすいよう、間口を広くする
  • 段差をなくすため、水回りのスラブを20cm程度下げる
  • 浴室、トイレ等に手すりを設ける
  • 洗面台、コンセント等の高さを車椅子仕様とする
車椅子使用者用客室計画 図示例

平成30年

平成30年の設計課題は「スポーツ施設」でした。計画の要点等は10問出題され、4問で補足図の記入欄がありました。うち2問が計画分野でした。

出題内容①

「履き替え等」を考慮したゾーニングと動線計画についての出題でした。

素足利用の温水プールや、上足利用が想定されるスポーツ関連室の利用者の履き替えや着替えを考慮した計画について記述します。

解答欄

下図のように、A3用紙1/8程度のスペースに、記述欄と補足図欄が半々となっていました。

解答用紙イメージ

図示例

更衣室からプールへの動線や、下足から上足への履き替えタイミングが分かるように、断面図等で図示します。

断面図で図示した例
系統図で示した例

出題内容②

隣地施設と計画建築物との一体的利用で、考慮したことについての出題でした

計画敷地に隣接して、カルチャーセンター等が整備されていましたので、これらと計画建築物を一体的に利用できるようにする工夫を記述します。

解答欄

下図のように、A3用紙1/8程度のスペースに、記述欄と補足図欄が半々となっていました。

解答用紙イメージ

図示例

留意事項にも「隣地のカルチャーセンター等と一体的に利用できるよう適切に計画」とありましたので、主出入口は西側に計画するのが妥当です。

簡単な平面図で隣地施設から、計画建築物への動線を図示すればよいでしょう。

一体的利用を平面図により示した例

まとめ

以上、計画分野の補足図についてまとめました。

計画分野の記述についての図示は、プランニングの考え方を分かりやすい図で説明することが重要です。

普段のエスキスのときから、簡単な絵をかいて練習しておくとよいでしょう。