一級建築士記述ドリル(設備⑦)「小テスト2」

昨日に引き続き、今週(4月27日~5月1日)のドリルを復習する「小テスト」です。
解答例の全文が閉じていますので、解答を思い浮かべてから記述例を開いて確認してください。
問題1
次のプランで、「研修室に採用した空調方式と採用した理由」は?


採用した空調方式:空冷ヒートポンプパッケージ方式マルチ型
各研修室は、利用時間や人数が異なる場合が多いので、個別制御が容易で省エネルギー性にに優れる方式を採用した。
※採用した理由、空調方式の特徴
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問題2
次のプランで、「ホテル客室に採用した空調方式と採用した理由」は?


採用した空調方式:外気処理空調機+ファンコイルユニット方式
ホテル客室の空調は、利用者によって使い方が異なり、換気も必要であることから、個別制御が容易で、ダクトにより外気を供給できる方式を採用した。
※採用した理由、空調方式の特徴
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問題3
次の図で、「プレイルームを良好な環境とするために、空調吹出口と吸込口の位置について工夫したこと」は?


①天井面にバランスよく吹出し口を設置することにより、室全体を均一に空調できるように計画した。
②吸込口を壁面下部に設け、ショートサーキットの防止を図った。
※理由、計画内容
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問題4
次の図で、「多目的ホールの冬期の空調計画の注意点と対応策(吹出し口、吸込口の位置等)」は?


多目的ホールは天井が高い大空間であり、大きな開口部を有することから、
- 高さ方向の温度分布に差が生じる
- 居住域まで暖気が行き渡らない
- 大開口付近でコールドドラフトが発生する
などが懸念される。 ※原因、結果
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①吹出し能力が高いスロット型吹出し口を天井面に配置し、室全体に給気できるように考慮した。
②吸込口を壁面下部に配置し、ショートサーキットのない効率的な気流分布が実現できるように計画した。
③コールドドラフト対策として、ペリメーターゾーンにスロット型吹出しを多めに配置した。
※理由、計画内容
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問題5
次の図で、「吹抜け部分を良好な環境とするために、空調吹出口と吸込口の位置について工夫したこと」は?


①吹抜けに面する2階梁下に到達距離の長いノズル型吹出口を設置し、吹抜け部分を効率的に空調できるように計画した。
②吸込口を1階天井面や床面付近に設け、吹出し口から適度に離すことにより、ショートサーキットのない効率的な気流分布を実現できるように計画した。
※理由、計画内容
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問題6
次の図で、「吹抜け部分の冷暖房計画の注意点と対応策(吹出し口、吸込口の位置等)」は?


吹抜け部分は天井が高く、大きな開口部に面していることから、
- 高さ方向の温度分布に差が生じる
- 居住域まで暖気が行き渡らない
- 夏期は開口部付近の冷房負荷上昇
- 冬期は開口部付近でコールドドラフト発生
などが懸念される。 ※原因、結果
※タップして記述例を表示
①吹抜けに面する2階梁下に到達距離の長いノズル型吹出口を設置し、吹抜け中央部に空調気流が届ように考慮した。
②吸込口を1階天井面の吹出し口から適度に離れた位置に設け、ショートサーキットの防止を図った。
③夏期の開口部付近の冷房負荷対策、および冬期のコールドドラフト対策として、ペリメーターゾーンに吹出し能力の高いスロット型吹出し口を配置した。
※理由、計画内容
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本日(5月3日)の記述ドリルはここまでです。
問題の解説を確認したい場合は、下記リンクを参照してください。
問題1,2 4月29日(設備③)「空調方式その3」
問題3,4 4月30日(設備④)「空調吹出し口その1」
問題5,6 5月1日(設備⑤)「空調吹出し口その2」
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