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一級建築士記述ドリル(設備④)「空調吹出し口その1」

2020年5月9日

本日のドリルは、「空調吹出し口その1」です。天井が高い室の吹出し口計画についての記述を確認します。

過去にはイメージ図が出題されていますので、併せて覚えておきましょう。

問題1

次の図で、「プレイルームを良好な環境とするために、空調吹出口と吸込口の位置について工夫したこと」は?

記述例

室全体を均一に空調できるように計画した。

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ショートサーキットの防止を図った。

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解説

天井が高く、広い部屋を快適な環境とするための、吹出し口と吸込口の位置について記述する問題です。

天井面に吹出し口を設置した場合の記述例を解説します。

①天井面から室全体に給気できるよう、バランスよく吹出し口を設置します。

ショートサーキットとは、吹出した給気が居住域まで届かずに直接吸い込まれることです。吹出し口と吸込口を離して配置して、ショートサーキットを防止します。

イメージ図
記述例

天井面にバランスよく吹出し口を設置することにより、室全体を均一に空調できるように計画した。

吸込口を壁面下部に設けショートサーキットの防止を図った。

理由計画内容

問題2

次の図で、「多目的ホールの冬期の空調計画の注意点と対応策(吹出し口、吸込口の位置等)」は?

記述例

注意点

  • 高さ方向の温度分布に差が生じる
  • 居住域まで暖気が行き渡らない
  • 大開口付近でコールドドラフトが発生する

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対応策

室全体に給気できるように考慮した。

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ショートサーキットのない効率的な気流分布が実現できるように計画した。

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ペリメーターゾーンに吹出しを多めに配置した。

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解説

天井が高い室における冬期の暖房計画についての問題です。注意点と対応策に的確に答える必要があります。

注意点

暖気は上昇する性質があります。天井が高い室では、上の方に暖かい空気が溜まってしまい、利用する部分が暖房できない場合があります。

イメージ図

対応策

①吹出し能力が高い吹出し口を設置し、室の下の方まで気流が届くように計画します。

②吸込口は下の方に設置することにより、ショートサーキットを防止し、気流が室全体に行きわたります。

コールドドラフトとは、冬期にガラス面近くの空気が冷やされて下降気流が生じることです。対策として、開口部近くのペリメーターゾーンを重点的に吹出します。

イメージ図
記述例

注意点

多目的ホールは天井が高い大空間であり、大きな開口部を有することから、

 ●高さ方向の温度分布に差が生じる
 ●居住域まで暖気が行き渡らない
 ●大開口付近でコールドドラフトが発生する   

などが懸念される。 原因結果

対応策

吹出し能力が高いスロット型吹出し口を天井面に配置し、室全体に給気できるように考慮した。

吸込口を壁面下部に配置し、ショートサーキットのない効率的な気流分布が実現できるように計画した。

コールドドラフト対策として、ペリメーターゾーンにスロット型吹出しを多めに配置した。

理由計画内容

本日の記述ドリルはここまでです。

明日は、設備⑤「空調吹出し口その2」吹抜け部分の吹出し口の計画です。

空調吹出し口については、こちらの記事をご覧ください