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一級建築士記述ドリル(設備㉙)「まとめテスト復習1」

2022年9月17日

今週は、5月18日~5月24日に配信した「設備分野のまとめテスト」復習です。前回のまとめテストとは、問題の組み合わせを変えて出題します。

時間が空きましたので、忘れてしまった部分も多いかと思います。同じ問題を繰り返し勉強する際、複数回目には知識が定着するまでの時間が短くなります。以前よりも少ない時間で終わるので、隙間時間に確認してみてください。

なお、記述例はあくまで「例」なので、同じ解答である必要はありません。ただし、「自分の解答文を客観的に読んで理解できるか?」「キーワードは入っているか?」という視点でのチェックは必要です。

空調方式(単一ダクト)

次のプランで、「エントランスホールに採用した空調方式と採用した理由」は?

記述例1

採用した空調方式:定風量単一ダクト方式

イメージ図

エントランスホールは吹抜けのある連続した空間であり、高さ方向の温度差が発生しやすいことから、吹出し能力が高く、全体を均一に空調できる方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

キーワード:吹抜け、温度差、吹出し能力

※タップして記述例を表示

記述例2

採用した空調方式:変風量単一ダクト方式

イメージ図

エントランスホールは吹抜けのある連続した空間であり、時間帯により来館者数が異なるため、均一な空調が可能で、負荷変動にも対応しやすい方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

キーワード:吹抜け、来館者数、負荷変動

※タップして記述例を表示

吹抜け部分の空調吹出し口

次の図で、「吹抜け部分を良好な環境とするために、空調吹出口と吸込口の位置について工夫したこと」は?

断面図

イメージ図

吹抜けに面する2階梁下に到達距離の長いノズル型吹出口を設置し、吹抜け部分を効率的に空調できるように計画した。
また、吸込口を1階天井面や床面付近に設け、吹出し口から適度に離すことにより、ショートサーキットのない効率的な気流分布を実現できるように計画した。

理由計画内容

キーワード:到達距離、ノズル型、ショートサーキット

※タップして記述例を表示

空調機器の維持管理、更新

次の図で、「空調機器の維持管理と更新について考慮したこと」は?

イメージ図

空調機械室の道路側外壁面に搬出入用扉を設け機器の更新作業が行いやすいように計画した。
空冷ヒートポンプチラーを屋上の道路側に設置し、更新時の吊り込み作業が行いやすいようにした。

理由計画内容

キーワード:搬出入用扉、吊り込み作業

※タップして記述例を表示

電気設備

次の図で、「受変電設備の設置場所と維持管理について考慮したこと」は?

設置場所:電気室

イメージ図

管理部門内の電気室に設置することで、漏電リスクを低減し、点検等の維持管理がしやすいように配慮した。
また、道路側に電気室を計画し、外扉を設けることで、機器の修繕や更新がしやすいようにした。

理由計画内容

キーワード:漏電リスク、点検、外扉

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空調機位置

次の図で、「空調室内機と室外機の位置について考慮したこと」は?

断面図

イメージ図

空冷ヒートポンプパッケージ方式の天井カセット型室内機を各室の天井にバランスよく設置し、室全体をまんべんなく空調できるように計画した。
また、室外機を屋外の設備スペースにまとめて設置し、点検等のメンテナンスがしやすいように計画した。

理由計画内容

キーワード:室全体を空調、メンテナンス

※タップして記述例を表示

本日の記述ドリルは以上です。

できなかった問題については、下記の基礎ドリルをご覧ください。

空調方式に関する問題はこちら

空調吹出し口に関する問題はこちら

空調機の維持管理、更新に関する問題はこちら

電気設備に関する問題はこちら

空調機位置に関する問題はこちら