一級建築士記述ドリル(設備㉔)「まとめテスト3」

今週は、設備分野の「まとめテスト」をお送りしています。
これまでの「設備計画」分野の記述ドリルをランダムに出題します。
問題1
次のプランで、「多目的ホールに採用した空調方式と採用した理由」は?


採用した空調方式:空冷ヒートポンプパッケージダクト接続型(床置き型)
多目的ホールは天井の高い大空間であるため、吹出し能力に優れ、居住域まで給気できる方式を採用した。
※採用した理由、空調方式の特徴
キーワード:天井、大空間、吹出し能力
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問題2
次の図で、「吹抜け部分の冷暖房計画の注意点と対応策(吹出し口、吸込口の位置等)」は?


吹抜け部分は天井が高く、大きな開口部に面していることから、
- 高さ方向の温度分布に差が生じる
- 居住域まで暖気が行き渡らない
- 夏期は開口部付近の冷房負荷上昇
- 冬期は開口部付近でコールドドラフト発生
などが懸念される。 ※原因、結果
キーワード:天井、開口部、温度分布、居住域、冷房負荷、コールドドラフト
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吹抜けに面する2階梁下に到達距離の長いノズル型吹出口を設置し、吹抜け中央部に空調気流が届ように考慮した。
吸込口を1階天井面の吹出し口から適度に離れた位置に設け、ショートサーキットの防止を図った。
夏期の開口部付近の冷房負荷対策、および冬期のコールドドラフト対策として、ペリメーターゾーンに吹出し能力の高いスロット型吹出し口を配置した。
※理由、計画内容
キーワード:ノズル型吹出し口、ショートサーキット、ペリメーターゾーン、スロット型吹出し口
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問題3
次の図で、「空調機器の維持管理と更新について考慮したこと」は?


空調機械室の道路側外壁面に搬出入用扉を設け、機器の更新作業が行いやすいように計画した。
空冷ヒートポンプチラーを屋上の道路側に設置し、更新時の吊り込み作業が行いやすいように考慮した。
※理由、計画内容
キーワード:搬出入用扉、吊り込み作業
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問題4
次の図で「給湯設備に採用した熱源方式と採用した理由」は?
採用した熱源方式:電動ヒートポンプ
浴室で大量の湯を使用するため、給湯負荷に応じて、安定した給湯が可能な方式を採用した。
CO2排出量を抑制するため、ボイラー方式に比べて、省エネルギー性に優れるヒートポンプを採用した。
※採用した理由、熱源方式の特徴
キーワード:給湯負荷、CO2排出量
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本日の記述ドリルは以上です。
できなかった問題については、こちらの記事をご覧ください。
問題1「空調方式その2」
問題2「空調吹出し口その2」
問題3「空調機器の維持管理、更新への配慮」
問題4「給湯・ろ過設備」
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