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一級建築士記述ドリル(設備⑲)「災害対策」

2022年9月17日

本日のドリルは、「災害対策」です。

設備計画における、災害時の対応策についての記述を確認します。

問題1

地震等の災害時における、「設備の損傷防止対策」は? 

※この問題にはプランの絵はありません。

記述例

地震時に設備が倒壊しないようにした。

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地震時に配管が破断しないように配慮した。

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解説

地震への対策として、記述例のようなものがあります。

機器の設置について、建物躯体コンクリートにアンカーボルトを用いて固定し、耐震性を確保します。

配管については、地震時の変位に対応できるように、可とう継手を用います。

記述例

①主要な機器を建物躯体に堅固に設置することにより、地震時に設備が倒壊しないようにした。

配管の接続部に可とう継手を採用し、地震時に配管が破断しないように配慮した。

理由計画内容

問題2

地震等の災害時における、「停電対策(3日程度)」は? 

※この問題にはプランの絵はありません。

記述例

停電時でも一定の期間は施設を運用できるようにした。

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解説

停電対策としては、非常用発電機の設置が考えられます。

燃料の量は、問題文の想定に合わせ、3日分としています。

記述例

非常用発電装置を設け、燃料タンクに3日分の燃料を備蓄することで停電時でも一定の期間は施設を運用できるようにした。

理由計画内容

問題3

地震等の災害時における、「断水対策(3日程度)」は? 

※この問題にはプランの絵はありません。

記述例

断水時でも受水槽内の水を利用できるようにした。

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断水時でもトイレを使用できるようにした。

※タップして続きを表示

解説

断水対策としては、記述例のように受水槽を用いる給水方式を採用し、貯留水を利用する方法があります。

給水方式の解説は、こちらの記事をご覧ください。

また、雨水利用設備を設けて、断水に備えることもできます。

雨水利用設備は雨水を貯めて、飲用以外に用いますが、雨が少ないときには、災害に備えて水道水を貯めておきます。

雨水利用設備の解説は、こちらの記事をご覧ください。

記述例

給水方式にポンプ直送方式を採用することで、断水時でも受水槽内の水を利用できるようにした。

雨水利用設備を設け、雨水を便所洗浄水に利用することで、断水時でもトイレを使用できるようにした。

理由計画内容

本日の記述ドリルはここまでです。

明日は、今週のドリルを復習する、設備⑳「小テスト5」です。