一級建築士記述ドリル(設備⑲)「災害対策」
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本日のドリルは、「災害対策」です。
設備計画における、災害時の対応策についての記述を確認します。
問題1
地震等の災害時における、「設備の損傷防止対策」は?
※この問題にはプランの絵はありません。
記述例
地震時に設備が倒壊しないようにした。
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地震時に配管が破断しないように配慮した。
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解説
地震への対策として、記述例のようなものがあります。
機器の設置について、建物躯体コンクリートにアンカーボルトを用いて固定し、耐震性を確保します。
配管については、地震時の変位に対応できるように、可とう継手を用います。
①主要な機器を建物躯体に堅固に設置することにより、地震時に設備が倒壊しないようにした。
②配管の接続部に可とう継手を採用し、地震時に配管が破断しないように配慮した。
※理由、計画内容
問題2
地震等の災害時における、「停電対策(3日程度)」は?
※この問題にはプランの絵はありません。
記述例
停電時でも一定の期間は施設を運用できるようにした。
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解説
停電対策としては、非常用発電機の設置が考えられます。
燃料の量は、問題文の想定に合わせ、3日分としています。
非常用発電装置を設け、燃料タンクに3日分の燃料を備蓄することで、停電時でも一定の期間は施設を運用できるようにした。
※理由、計画内容
問題3
地震等の災害時における、「断水対策(3日程度)」は?
※この問題にはプランの絵はありません。
記述例
断水時でも受水槽内の水を利用できるようにした。
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断水時でもトイレを使用できるようにした。
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解説
断水対策としては、記述例のように受水槽を用いる給水方式を採用し、貯留水を利用する方法があります。
給水方式の解説は、こちらの記事をご覧ください。
また、雨水利用設備を設けて、断水に備えることもできます。
雨水利用設備は雨水を貯めて、飲用以外に用いますが、雨が少ないときには、災害に備えて水道水を貯めておきます。
雨水利用設備の解説は、こちらの記事をご覧ください。
①給水方式にポンプ直送方式を採用することで、断水時でも受水槽内の水を利用できるようにした。
②雨水利用設備を設け、雨水を便所洗浄水に利用することで、断水時でもトイレを使用できるようにした。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、今週のドリルを復習する、設備⑳「小テスト5」です。
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