一級建築士記述ドリル(設備⑰)「電気設備」

本日のドリルは「電気設備」です。
受変電設備、非常発電設備の設置場所と維持管理についての記述を確認します。
問題1
次の図で、「受変電設備の設置場所と維持管理について考慮したこと」は?
記述例1
設置場所:電気室
漏電リスクを低減し、点検等の維持管理がしやすいように配慮した。
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機器の修繕や更新がしやすいようにした。
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解説
電気室を設け、受変電設備を屋内に設置した場合の記述例です。
受変電設備を屋内に設置すると、風雨にさらされないため、漏電リスクが低減します。
また、例では、管理部門内に電気室が計画され、外壁面に外扉があるので、点検や更新の作業性に優れています。
①管理部門内の電気室に設置することで、漏電リスクを低減し、点検等の維持管理がしやすいように配慮した。
②また、道路側に電気室を計画し、外扉を設けることで、機器の修繕や更新がしやすいようにした。
※理由、計画内容
記述例2
設置場所:屋上
屋内スペースを有効利用できるように配慮した。
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機器の修繕や点検を安全に行えるように計画した。
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解説
屋上に受変電設備を設置した場合の記述例です。
屋上に設置することにより、電気室が不要となり、屋内スペースを有効利用できます。
ほかには、安全性への配慮について記述することができます。
①屋上に機器を設置することで、屋内スペースを有効利用できるように配慮した。
②また、屋上にはフェンスを設置し、機器の修繕や点検を安全に行えるように計画した。
※理由、計画内容
問題2
次の図で、「非常用発電機の設置場所と維持管理及び更新について考慮したこと」は?
記述例1
設置場所:発電機室
維持管理や機器更新がしやすいようにした。
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他の居室や屋外への騒音に配慮した。
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解説
建物内に発電機室を計画し、非常用発電機を設置した場合の記述例です。
例では、管理部門内に発電機室が計画され、外壁面に扉があるので、点検や更新の作業性に優れています。
発電機を運転する際には、騒音が発生しますので、室を防音仕様として騒音を低減します。
①非常用発電機を管理部門内の発電機室に設置し、外壁面に扉を設けることで、維持管理や機器更新がしやすいようにした。
②また、発電機室の内装を防音仕様とすることで、他の居室や屋外への騒音に配慮した。
※理由、計画内容
記述例2
設置場所:地上(敷地内スペース)
維持管理や機器更新がしやすいようにした。
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関係者以外が発電機に近づけないようにした。
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解説
非常用発電機を地上に設置した場合の記述例です。
例では、サービス用駐車場の近くに設置されており、メンテナンス性に優れた計画と言えます。
また、部外者が発電機に触れられないようにフェンスで囲い、安全に配慮しています。
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非常用発電機を地上に設置し、サービス用駐車場に近接させることで、維持管理や機器更新がしやすいようにした。
また、非常用発電機をフェンスで囲うことで、関係者以外が発電機に近づけないようにした。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、設備⑱「設備シャフト」です。
電気設備の解説については、こちらの記事をご覧ください。
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