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一級建築士記述ドリル(設備①)「空調方式その1」

本日から4週間は、設備計画のドリルをお送りします。なお、記述例の枠線は、スケジュールの色に合わせて「計画:青」から「設備:緑」に変更します。

基礎編スケジュール

まずは「空調方式」から始めます。本日は、単一ダクト方式についての記述です。

単一ダクト方式には、定風量方式変風量方式があります。それぞれの方式を採用した場合について、記述できるようにしましょう。

問題1

次のプランで、「エントランスホールに採用した空調方式と採用した理由」は?

記述例1

採用した空調方式:定風量単一ダクト方式

吹出し能力が高く、全体を均一に空調できる方式を採用した。

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記述例2

採用した空調方式:変風量単一ダクト方式

均一な空調が可能であり、負荷変動にも対応しやすい方式を採用した。

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解説

エントランスホールの空調に、単一ダクト方式を採用した場合の記述例です。

問題のプランでは、エントランスホールの空調における注意点(採用理由)として、下記が考えられます。

  • 吹抜けがあるため、連続した大空間を空調する必要がある
  • 吹抜け部分で、高さ方向の温度分布に差が発生する
  • 来館者人数の増減により、必要とされる空調負荷の変動がある

次に、単一ダクト方式の特徴は、下記のとおりです。

  • 吹出し能力が高い
  • 安定した送風が可能
  • 気流分布がよい
  • 換気量が確保しやすい(定風量)
  • 負荷変動に対応しやすい(変風量)
イメージ図

これらを組み合わせて、記述します。

記述例1(定風量方式)

エントランスホールは吹抜けのある連続した空間であり、高さ方向の温度差が発生しやすいことから、吹出し能力が高く、全体を均一に空調できる方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

記述例2(変風量方式)

エントランスホールは吹抜けのある連続した空間であり、時間帯により来館者数が異なるため、均一な空調が可能で、負荷変動にも対応しやすい方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

問題2

次のプランで、「多目的ホールに採用した空調方式と採用した理由」は?

記述例1

採用した空調方式:定風量単一ダクト方式

吹出し能力が高く、均一な空調ができる方式を採用した。

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記述例2

採用した空調方式:変風量単一ダクト方式

吹出し能力が高く、負荷変動にも対応できる方式を採用した。

※タップして続きを表示

解説

多目的ホールの空調に、単一ダクト方式を採用した場合の記述例です。

問題のプランでは、多目的ホールの空調における注意点(採用理由)として、下記が考えられます。

  • 室の容積が大きい
  • 天井が高い
  • 利用者の人数が変動する

次に、単一ダクト方式の特徴は、下記のとおりです。

  • 吹出し能力が高い
  • 安定した送風が可能
  • 気流分布がよい
  • 換気量が確保しやすい(定風量)
  • 負荷変動に対応しやすい(変風量)
イメージ図

これらを組み合わせて、記述します。

記述例1(定風量方式)

多目的ホールは天井の高い大空間であり、温度分布が不均一になりやすいことから、吹出し能力が高く、均一な空調ができる方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

記述例2(変風量方式)

多目的ホールは天井の高い大空間であり、時間帯や利用形態によって利用人数が変わるため、吹出し能力が高く、負荷変動にも対応できる方式を採用した。

採用した理由空調方式の特徴

本日の記述ドリルはここまでです。

明日は、設備②「空調方式その2」空冷ヒートポンプパッケージ方式ダクト接続型です。

設備記事の進め方については下記を参照してください。