一級建築士記述ドリル(構造②)「大空間の構造、架構、スパン、部材寸法」

本日のドリルは、「大空間の構造、架構、スパン、部材寸法」です。大スパンの梁を含む構造計画についての記述を確認します。
構造種別、架構形式、スパン割り
次の図で「小ホール上部に採用した構造種別、架構形式、スパン割りと考慮したこと」は?
記述例


構造種別は鉄筋コンクリート造、架構形式はラーメン架構を採用した。
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Y方向の大梁を14mの大スパンで計画した。
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解説
構造種別、架構形式については、建築物全体と同様に鉄筋コンクリート造及びラーメン架構を採用することを記述します。
スパン割りについては、無柱空間の計画方法を記述します。
①耐震性、耐火性及び靭性を考慮し、構造種別は鉄筋コンクリート造、架構形式はラーメン架構を採用した。
②無柱空間とするため、Y方向の大梁を14mの大スパンで計画した。
※理由、計画内容
部材断面寸法
次の図で「小ホール上部の部材断面寸法」は?
記述例


500mm×1200mm
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300mm×600mm
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800mm×800mm
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解説
小ホールの梁伏図は下図のとおりです。


構造計画
次の図で「多目的ホールの構造計画(柱、梁、床、天井、スパン等)について考慮したこと」は?
記述例


Y方向の大梁を14mの大スパンで計画した。
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たわみやひび割れの抑制を図った。
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大スパンの荷重を安全に伝達できるようにした。
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天井落下防止を図った。
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解説
無柱空間を形成するうえで考慮したことを記述します。
①多目的ホールを無柱空間とするため、Y方向の大梁を14mの大スパンで計画した。
②大スパンの大梁をプレストレストコンクリート梁とし、たわみやひび割れの抑制を図った。
③プレストレストコンクリート梁を支持する柱は、他の柱よりもサイズアップし、大スパンの荷重を安全に伝達できるようにした。
④天井について、斜材をバランスよくV字状に配置し、天井落下防止を図った。
※理由、計画内容
本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、構造③「基礎計画」です。
構造、架構、スパン、部材寸法の解説は、こちらの記事をご覧ください。
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