一級建築士記述ドリル(構造①)「建築物の構造、架構、スパン、部材寸法」

今週は、構造分野の基礎ドリルをお送りします。なお、記述例の枠線は、スケジュールの色に合わせて「環境:橙」から「構造:ピンク」に変更します。


本日のドリルは、「建築物の構造、架構、スパン、部材寸法」です。建築物全体の構造計画についての記述を確認します。
構造種別、架構形式
「建築物に採用した構造種別、架構形式と採用理由」は?
記述例
構造種別は耐震性、耐火性に優れる鉄筋コンクリート造、架構形式は靭性が高いラーメン架構を採用した。
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解説
構造種別、架構形式についての記述は毎年出題されます。簡潔に記述できるように暗記しておきましょう。
多くの人が利用する施設であるため、構造種別は耐震性、耐火性に優れる鉄筋コンクリート造、架構形式は靭性が高いラーメン架構を採用した。
※理由、構造の特徴
スパン割り
次の図で「建築物のスパン割りと考慮したこと」は?
記述例1


X方向、Y方向ともに7mの均等スパンで計画した。
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解説
均等スパンで計画できる場合の記述例です。
架構の安定性を高めるため、X方向、Y方向ともに7mの均等スパンで計画した。
※理由、計画内容
次の図で「建築物のスパン割りと考慮したこと」は?
記述例2


6m~8mのスパンで架構を計画した。
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解説
均等スパンで計画できない場合の記述例です。
柱1本あたりの負担面積が過大にならないように、6m~8mのスパンで架構を計画した。
※理由、計画内容
主要部材寸法
「建築物の主要部材の寸法」は?
記述例
700mm×700mm
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500mm×800mm
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300mm×600mm
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t =200mm
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解説
部材寸法については、梁伏図をイメージして覚えておきましょう。また、図面とは整合させましょう。


本日の記述ドリルはここまでです。
明日は、構造②「大空間の構造、架構、スパン」です。
構造、架構、スパン、部材寸法の解説は、こちらの記事をご覧ください。
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