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一級建築士記述ドリル(環境④)「設備的手法」

2020年6月9日

本日も環境負荷低減分野の基礎ドリルをお送りします。本日のドリルは、「設備的手法」です。設備導入により省エネルギー化を図る方法についての記述を確認します。

問題1

環境負荷低減手法として、「太陽熱」の利用方法とその省エネルギー効果について考慮したことは?

記述例

給湯エネルギーを削減した。

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冬期の暖房エネルギーを削減した。

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解説

太陽熱利用方法はいくつかありますが、例として屋上に太陽熱集熱器を設置して、太陽熱で水を温めて利用するものをあげています。

システム概要は下図のとおりで、太陽熱集熱器で作られた温水を床暖房に利用するほか、給湯の補助熱源として利用します。

太陽熱集熱システム
記述例

屋上に太陽熱集熱器を設け、太陽熱を給湯の補助熱源として利用することで、給湯エネルギーを削減した。

屋上の太陽熱集熱器で作られた温水を床暖房に利用することで、冬期の暖房エネルギーを削減した。

利用方法省エネルギー効果

問題2

環境負荷低減手法として、「地中熱」の利用方法とその省エネルギー効果について考慮したことは?

記述例

年間を通して温度が安定している地中熱を利用し、空調負荷を低減した。

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年間を通して温度が安定している地中熱を利用し、空調エネルギーを削減した。

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解説

地中の温度は年間を通して一定であるので、外気温に対して夏場は涼しく冬場は暖かくなります。

地中配管を通して外気を取り込むことで、外気を空調したい温度に近づけることができるため、空調負荷を低減できます。

地中を通して外気を導入

地中熱ヒートポンプは、地中に熱交換器を設置し、年間を通して安定した地中熱を冷暖房や給湯に利用するシステムです。システム概要は下図のとおりです。

地中熱ヒートポンプシステム
記述例

地中に埋設した配管を通して外気を空調機に導入することで、年間を通して温度が安定している地中熱を利用し空調負荷を低減した。

地中熱ヒートポンプを採用することで、年間を通して温度が安定している地中熱を利用し空調エネルギーを削減した。

利用方法省エネルギー効果

問題3

環境負荷低減手法として、「井水」の利用方法とその省エネルギー効果について考慮したことは?

記述例

水道使用量を削減した。

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年間を通して一定温度の井水を利用して、空調エネルギーを削減した。

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解説

下図のように、汲み上げた井水を貯留し、散水等に利用する方法があります。

井水を屋上緑化散水に利用

地下水利用ヒートポンプは、汲み上げた地下水から熱を取り出して利用するシステムです。システム概要は下図のとおりです。

地下水利用ヒートポンプシステム
記述例

井水を貯留し、屋上緑化や植栽への散水及び便所洗浄水に利用することで、水道使用量を削減した。

地下水利用ヒートポンプを採用することで、年間を通して一定温度の井水を利用して空調エネルギーを削減した。

利用方法省エネルギー効果

本日の記述ドリルはここまでです。

「設備的手法」の分野では平成28年に補足図が出題されています。こちらの記事にまとめていますので、よろしければ参考にしてください。

明日は、環境⑤「省エネルギー」です。